■ 2001.8.29
どこにも行かず、何も見ず、誰とも会わず、話さず、日が昇った明るさと、暮れた暗さだけを感じる一日も、いいと思った。 |
■ 2001.8.28 今日の収穫
・亀@猿沢の池 のウインク ・本物の闇 ・落ちてる雑誌を食う鹿(やめさせたっちゅうに……) ・下からのライトアップは美しいと思うも、一方でTVでよくあるシワ隠し照明と通じるものが……などというくだらない随想 本日は国宝ライトアップのほどこされた奈良からお送りしました…… |
■ 2001.8.27 A.I.
観てきました。 私の知り合いの間では完全に評価が真っ二つに割れていて、その分かれる決定的な要因はジュード・ロウがいけてるか、でした。 結論から言うと、私はあのジュード・ロウ、好きでしたけど。でも後半だれてしまいました。椅子が悪いからお尻痛いとか言い出して。提起されている問題はすごく面白いと思ったんですが。 ネタバレになるので具体的な内容は控えますが、一緒に観に行った友人ともども本筋と関係ない部分ばかりに突っ込み入れまくっていて、最終的に映画館を出るときには、予告編で見た『赤影』を観に行く決意を固めていました。すいません、麻生久美子と竹中直人好きなもんで。なんか、ダメな観客? |
■ 2001.8.26 脱線
ちょっと疲れ気味でしばらく更新さぼってました。 少し前から最相葉月の『青いバラ』を読んでいたのですが、通勤途中や昼休みまで使ってわき目もふらず読み通したものの、うまく感想がまとまりません。まとまらないといえば、この本の内容というか話の道筋も、微妙にあちこちに話題が拡散してまとまらない感じなのですが、それがノンフィクションとしては型破りで面白いところだと思ったり。 長編を読んでいると、いつのまにか本編より脱線部分を熱心に読んでたりします。そういえば、小中学校の通信簿には注意散漫と書き続けられていましたっけ……(汗 |
■ 2001.8.20 滑り込む
最近、毎朝走ってます。 といっても、ジョギングしているとか犬の散歩しているとかいう健康的な話ではなく、ただ単に遅刻ぎりぎりに家を出るので駅まで走る羽目になっているだけです。 なぜ遅刻ぎりぎりになるかというと、寝起きが悪いという理由もあるんですけど、最大の原因はメールチェックを朝にするようになったからです。 帰りが遅いので、その日の夜から翌日の朝に作業がシフトしたのですね。 で、返信書いたり、友人からの馬鹿メールににやにやしているうちにのっぴきならない時間になるというわけ。 さしたる理由がないままだらだら過ごした結果、危ない橋を渡る羽目になるというこのふんぎりの悪さ。 というか、運が良ければセーフ、悪ければ微妙に遅刻というパターンが身に染み付いていていかんです。 思えば高校も家から地下鉄+バス乗り継ぎの通学路のうち、乗り物に乗っていない部分は全部ダッシュしないと間に合わない時間に家を出ていたし。 中学の一時期は家が通っている中学の正門の前という、考えようによっては最悪の立地だったんですが、このときもぎりぎりまでポンキッキを見ていて(年代がバレるなあ・・・)遅刻すれすれ、鐘の余韻とともに教室に滑り込む毎日だったし。たまに遅刻もして激至近距離なだけにこっぴどく怒られたもんです。 夏休みも勿論、宿題は8月31日が天王山というパターン。 こう列挙していくと、全く学習していないことが明るみにでますね。 何事においても滑り込みな人生を暗示しているようでちょっと・・・・・・ |
■ 2001.8.18 色を塗る
寝るとか食べるとかいう情けないものを除けば、趣味と言えるのは絵というかイラストというか漫画というかというものを描き散らすことなんですが、色塗りが苦手です。 色を加えていく作業を始めた瞬間から、自分の色彩感覚のなさが身に染みて切なくなります。それに、色を置いた瞬間、線を殺してしまっているような気がして腰が引けてしまいます。いや線を殺すような色の置き方する私が悪いんですが・・・ だいたいが面倒臭がりの私は、線画を仕上げた時点でお腹いっぱいになります。それも、鉛筆でラフな構図を仕上げた時点でもう達成感がこみ上げてきて、その上から大雑把にペンを入れようものなら、もう自分で自分を誉めてあげたくなります。 そして、はたと色のことを何も考えていない自分に気づくというわけです。 もうこうなるとベタを入れる気力すらなくなります。 構図よりも色のイメージが先行するという人もいるようで、そういう人が心底羨ましいです。 どうも自分は面を構成するより、線を引くほうが得意なんだなと諦め半分に納得しつつ、鉛筆書きの落書きばかりが堆積していく毎日。 あまり努力と反省のない日々ですなあ・・・・・・ というわけで、今日放り出した一枚。 |
■ 2001.8.17
天災は忘れた頃にやってくる。 そして、トラブルは天災のように…… ……窓のない部屋に一日カンヅメでした……って書くと、ものすごい誤解を招きそうですが、ただのマシン室です。 狭い通路の両側に機械が積まれているなかに一人でいると、機械ってものすごく五月蝿いことがよくわかります。 電磁波も浴び放題だなあ……こういう職場環境のせいか、ウチの会社では女性に支給される電磁波除けエプロンを男性陣がちょっとうらやましそうに見ています。備品だから頼めば貰えるのに、「要ります?」って訊いたら、口を揃えて「いやいい」って言うんですよね。 見えっぱりどもめ。 |
■ 2001.8.15
最近、口にする言葉が、ことごとく「は行」です。 はあぁ……(溜息…) ひぃ……(担当システムにショボいバグなど見つけてしまったり) ふぅ……(でかいサーバとか運んでても誰も助けちゃくれない超男女平等職場) へ?……(トリップしていて我に返った第一声) ほー……(上司からわかったようなわからんような仕様を聞いたときの相槌) ……なんだか腑抜けです。 |
■ 2001.8.12
ちょっと風邪がマシになったからと言って、調子に乗って奈良美智展に行ってきました。そしてみすみす風邪ぶり返させてしまった気がしますが、それでも行って悔いなしです奈良美智展。起きたのが昼過ぎで(腐りきった生活!)美術館に入ったのが夕方4時過ぎだったんですが、人が少なくてゆっくり見られました。 感想というか何というかというのはコチラに書きましたが、百聞は一見に如かずです。もう一回くらい行きたいな。 それにしても、私勘違いしてて、この方「ならみち」と読んでしまっていたんですが、「ならよしとも」が正しかったんですね。 ま、男性だしそっちの読み方のほうが一般的か。 |
■ 2001.8.11
風邪をひいたので、今日は家で大人しく養生です。このごろめっきり風邪ひきやすくなったなあ。 昔の健康優良児ぶりは一体今いずこ。高校のときなんか、寝坊で遅刻はしまくったけど忌引き以外の欠席なしだったのに。大学のクラブの合宿で4日間ほぼ貫徹した挙句、合宿明けのその足で夜行バスでTDLに遊びに行ったりしてたのに。下宿で6時間耐久鍋レースした翌日にゼミの球技大会とか……今思えば無茶し放題だったなあ。若かった…… などと昔懐かしみながら、知人からいただいた蕎麦を茹でて食っていました。信州蕎麦、おいしいです。ちゃんと粉のついた生蕎麦で、麺は結構細め。すぐに茹で上がるのもいらちの私にはいい感じ。 杉浦日向子師匠の影響で、私も普段家で蕎麦茹でる気にはなかなかならないのですが、茹ですぎにさえ気をつければ家でのんびりお蕎麦もいいなあと思いました。また蕎麦湯が美味いのなんの。久々にあったかいもの飲んで、風邪によく効きそうでした。 なんだか、爺むさい一日…… |
■ 2001.8.10
昨日の日記にも書いたのですが、最近猛威を振るっているワーム型コンピュータウイルス、ウチの職場もさすがにピリピリしています。 WINDOWSのWWWサービスが上がっている環境で感染するタイプのワームなので、特にWINサーバが多い私の職場はやられると被害甚大なのです。しかも感染したあとは逆に感染源となってあちこちに移そうと活動する加害者に転じてしまうので二重にまずいわけです。 鯖缶(サーバ管理者のこと)と網缶(ネットワーク管理者のこと)は連日、あちこちのサーバにアタックの痕跡を見つけてはアタック元調査に鳩首談合。客先は勿論、職場のLAN上のマシン全部洗い出してウイルススキャンかけて、対策パッチ当たってるか再度確認しろとのご通達。お客さんからも問い合わせが入ったりで網缶は殺気立っているし、まるで戒厳令下の様相を呈していたのでした。 で思ったのは上の話とは全然関係ないことなんですが、戒厳令下というのには、一種活気というか、張り合いがあるような気がする、ということです。 危機的状況であるのは確かなのに、自分たちが確かに何か大きなことに関わっている、という高揚感があるのですね。 戒厳令を下す側は勿論事態の当事者だし、受ける側は事態の影響を自分の行動が制限されるという形で受けるというだけで、両者の間にはなにがしか共通の参加意識があるんじゃないかと思います。 だから、戒厳令下というのは、まだ市民が政府に協力的なんです。どんなに無茶な状況でも、戒厳令が効力を保っている間は、いわばまだ共犯関係だと思うのです。戒厳令が下から崩れたときが、政府が見放されたときなんですね。 なんてことを改めて思ったのは、自分自身がここのところ天下泰平の平和ボケ市民の典型のような生活をしていたからです。 去年から関わった火を噴きまくったプロジェクト仕事を春に終えて以来、運用担当でさしたるトラブルもなく、わりにぼけぼけとしてたんですよねえ・・・・・・ で、ふいにやってきた嵐に、大変なことになったと思いつつちょっとわくわくしてしまいました。すみません網缶の先輩……(ぺこ) 私の周りでは結局感染も発見されず、職場のマシンもちゃんと全部対応してあったので大事には至らず、すぐその日のうちに平和ボケ市民に逆戻りしてしまいましたけどね。 |
■ 2001.8.9
8月からこのかた大流行のワーム型ウイルス対応に一日追い回されていました。 こう書くとわかる人にはわかるだろうなあ。 一応、他社のシステムの管理なぞもする会社に勤めているもので、お客さんから電話問い合わせが無茶苦茶増えています。 それにしても剥き出しにしてインターネット上に放り出してあるサーバの多いこと。ウイルススキャンソフトも入れずに全世界公開する神経が信じられないなんて言っても、「宣伝してるわけじゃないし、ウチなんかにアクセスしてくるなんて思わなかったし〜」なんてのが多いです実際。宣伝してなくてもWWWサーバにしている限りネットワークは繋がっているのですよ……(涙)その上、問い合わせがあってよくよく聞いたら、うちの会社で管理してない、お客さんが自分で設置したサーバだったりしたら、相談されても困るよ〜……とほほ。 それにしても、ウイルス作ってるヤツって、こういう話見て喜ぶんだろうなあ。せっかくの技術をもっと建設的な方向に活かしてくれたまえよ。 こういう末端システム関係者をあまり虐めないように。 |
■ 2001.8.8
なにげに、リストアップするのが好きです。その作業だけに純粋に没頭してしまう。 で、列挙するだけで何もしないんですけどね・・・・・・買い物リストなんか、すごい時間かけて一覧作っといて家に忘れたりしますし。 そして没頭している間にもう日付が変わろうとしている……今日も一日、何もしなかった…… 悔しいからUPしてしまえ企画です。 【積読リスト】積読って、うまい日本語ですね。積んどく、と引っ掛けているんですよね? ・『日本文学盛衰記』(高橋源一郎)(表紙一目ぼれ。机の上に飾ってある。もう満足である) ・『有限と微小のパン』(森博嗣)(一冊一気に読める時間が確保できないと読み始める気にならない) ・『閑吟抄』(昔、図書館で拾い読みしたけど、どうしても自分の手元に欲しくて書店に注文したものの、まるで高校の国語の時間に配られる原文+注釈つきのプリントみたいな紙面でちょっとがっかり。世の古文の先生のネタ本はコレだったか・・・・・・) ・『パナマの仕立て屋』(ジョン・ル・カレ)(どうも最近、ハードボイルドを無心に読めない) ・『フーコーの振り子』(ウンベルト・エーコ)(3度目の挫折中。理解しようとしながら読むととてつもなく時間がかかって、しかも次の日続きから読もうとすると前回の内容を忘れている) ・『ハンニバル』(トマス・ハリス)(これも一気読みしたいが上下巻は厳しい) 【実家に置いてきて後悔したもの】 ・36色水彩色鉛筆(ステットラーのいいやつだったのに・・・・・・妹のおもちゃになっていた)⇒最近知人から貰った。ラッキー☆ ・水彩絵の具セット(実家にあると思うと買う気にならないが、帰省すると重たいので引き取る気にならない) ・高校の時の地図帳(地理音痴なので。意外とあのテの広域図って市販されてないんですよね) ・地理用語辞典(高校のときの教材って、うまいことポイント絞って必要なことが載ってて重宝するものだと最近になって知った) ・国語便覧(上に同じく) 【実家に置いてくればよかったと後悔したもの】 ・卒業アルバム(ここ数年1回も開かなかった) ・電気湯沸しポット(面倒くさがりのくせに、なぜかお湯だけは毎回沸かすようになった。水が不味いせいか) 【もっと早く手に入れればよかったと後悔したもの】 ・3本めの本棚(置く場所確保にどれほど苦労したことか) ・ぱそこん(やっぱり便利) ・マウスパッド(不精して買ってなかったのですが、あると違いますなあ。ねずみくんが生き返ったようです) ・スキャナー(楽しすぎます) ・カメラ(自分用のを手にしたのは働き出してから。これまた愉しい。素人写真が大量に堆積していくけど) 【todoリスト:疾くせよ】 ・引越し(したいのですよ。今のとこ手狭で) ・髪を切る(重いのです) ・フォトアルバムの台紙を買う(素人写真の山対策に) ・コートをクリーニングに出す(ほんとに場所塞ぎで。てゆうか今ごろ……) ・電話機を買う(実家に余っていたいつご昇天になってもおかしくない超旧型。第一、brotherが電話機出してたなんて、いまや誰が知っているだろう) 【avoid todoリスト:億劫】 ・引越し(でも面倒・・・) ・模様替え(引越しから百歩譲ったが、依然面倒・・・) ・携帯を持つこと(現代社会に適合していないとでも何とでも言え) |
■ 2001.8.5
またしても衝動買い大魔王が暴れだしました。もともと次の演奏会の予習のためのCDを買いに行ったはずだったんだが、やっぱり気づいたら2枚余計に掴んでレジに立っていました。はあ…… ・『ブラームス 交響曲第4番』(バーンスタイン指揮/ウイーンフィル) 今日の本命。まだ聴いていない。ライブ盤だっていうから、またバーンスタイン熱くなってるかな。 ・『J.S.バッハ ブランデンブルグ協奏曲全曲』(バッハコレギウム・ジャパン) ブランデンブルグはもう別のCDを持っているんだが、試聴盤を聴いていてもたってもいられずに……あああ馬鹿。 ・『Sergio & Odair Assad PLAY PIAZZOLLA』(セルジオ&オダール・アサド…って読むのかな) これも試聴盤を聴いて一聴き惚れ。ギターの音ってセクシーだ。 話は変わりますが、7月は日記を書かない月でした。数えてみると、5本。 7月は31日までだから、平均すると6.2日に1本のペース。 ほぼ週一ではないか。これは日記とは言わずに週報と言うのじゃないかなどと自分に突っ込んでみたり。 でも不定期って明記してるもんね〜と逃げ道は用意している私は卑怯モンです。 それにしても、これでは方針転換して日記も更新情報を明記したほうがよさそうですね。 第一、「日記は更新記録に載せません」っていうのは、ほぼ毎日コンスタントに更新しているから、 わざわざ記録するほどのものではないわって場合のお断り文句であって、いや〜こういう姿勢ってかっこいい、と憧れたもんですが、現実問題として、こう更新が滞るのでは単に不精者の言い草でしかないですね。 いや、理想は手の届かないところにあるから理想なのだ、などとまた言い訳してみたり。 とりあえず、更新した日付を明記するようにしました。これまで無駄足させてしまった方々、ごめんなさい。 |