■ 2003.1.27 毎日一度は次は何処に旅しようか考える。
気が滅入っているとき島田雅彦の『ヒコクミン入門』を読むと、なんだか安心する。 優雅で軽やかなヒコクミンになりたい。 |
■ 2003.1.25 揮発性メモリ
上司と喧嘩したあと怒りのあまり速攻会社から撤収し、先輩を呼び出してワイン2本と愚痴と罵詈雑言につきあわせ、タクシーで帰ってそのまま気を失うように就寝、明けて翌日、妹から小包が届いて1つ年を取ったことに気づきました。かなりショックです。嫌な年の取り方です。 呆然としたまま買い物に出たら、ブラックタピオカ入りミルクティーをコンビニで発見! 台湾で屋台などで売ってて、大好きでよく飲んでました。タピオカの食感が若干違う感じだけど、概ね記憶どおりの味で美味しいです。ささやかな幸せ。 ……ひょっとしてこういうの、鳥頭っていいます? |
■ 2003.1.13 在庫一掃
しているつもりはないんだが、どうもいろんなものがいっぺんに切れる。ティッシュぺーパーとトイレットペーパーと洗濯洗剤と醤油とみりん。……車なしじゃ無理だよ。結局、スーパーをニ往復。独り者のくせに、所帯じみている……。お店のウインドウに写った自分の姿にちょっとショックを受けた休日でした(涙)。 一掃ついでに、年末真面目にやらなかった本棚の整理。主に溜まった雑誌類の粛清。雑誌はこれぞと思ったものしか溜めていないので、処分するのは苦しい。ああ、『CUT』のバックナンバーよ、さようなら。『ダ・ヴィンチ』も『プレミア』も、さようなら。『DBマガジン』と『Cマガジン』も読まなくなったから、さようなら。読まなくなったということに、またちょっとショック。プログラミングがメインの仕事じゃなくなってきて、回転数下がりっぱなしな気がする。『ニコリ』は呻吟した末、やっぱり取っておくことに。ってか、呻吟って単語を出すのに呻吟したよ。IMEに登録されてないのね。 ところで、今、内田百閧フ『私の「漱石」と「龍之介」』(ちくま文庫)を読んでいるんですが、この本ってばもう無茶苦茶可笑しいですね。あの漱石先生も、内田百閧ノかかると、たちまち百閭潤[ルドのおかしな住人になってしまう。いったい、どこの世界に自分の師匠の鼻毛ネタを書く弟子が!(「漱石遺毛」をご参照ください。もう電車のなかで笑いをこらえるのに必死で……) 例えば、漱石が紹介状のない客を追い返したときのこと。 みんなが黙つてゐる中で、私は漱石先生のことを憎らしいおやぢだと思つた。(「紹介状」・『私の「漱石」と「龍之介」』収録) 漱石の評伝を全部読んだわけじゃないが、あの漱石先生を公共の紙面の上で「おやぢ」呼ばわりしたのは、後にも先にも百閧セけでは。いえ、どなたか、もし他にそんな例があるのをご存知でしたら、教えてほしいんですが。<こういうゴシップ、大好きです(悪趣味) とか何とか言っても、百閧ヘ漱石が亡くなったときには大泣きしたそうだから、こういうおちゃらけ振りは、きっと照れ隠しでもあるんでしょうね。 |
■ 2003.1.12 ダンス ダンス ダンス!
映画『WEST SIDE STORY』のデジタルリマスターバージョンを観てきました。 良かった……!!! この感動は忘れません。ミュージカル映画の歴史を変えた名作として、今まで何度もテレビやビデオで観てましたし、バーンスタインの音楽も大好きでCDも擦り切れるくらい聴きまくってましたが、一生の間によもやスクリーンで観られるとは思ってませんでした。だって私が生まれる前の映画だし。でも、音楽も映像も何もかも、何一つ古くなっていないのはさすがです。 何よりあの映画は、音楽とダンスが命だと思いました。音楽といえば、実は私の心の指揮者はバーンスタインです。好き嫌いはあると思いますが、彼がニューヨークフィルなどのアメリカのオケを指揮したときの熱くなりっぷりが大好きです。そのバーンスタインのファンになったきっかけはまさにこの『WEST SIDE STORY』だったのですが、今回映画で映像つきの原バージョンを観て惚れ直しました。オープニングなんかクレジット一切なしで、まるで劇場で幕が下りたまま序曲を演るように、ほぼまる一曲、映像なしでぶちかますんですが、それができるあの音楽はすごいと思う。 そしてダンス! ベルナルド役のジョージ・チャキリスと、アニタ役のリタ・モレノがダントツで格好いい! それに群舞の迫力といったら。自分が半端でない運動音痴なだけに、あの野生の動物のようなダイナミックな動きには惚れ惚れします。まるで生の舞台を観ているようなダンスの勢いと、それを活かすカメラワークが凄い。よくよく見ると、役者の衣装の色なども、それぞれの動きが交錯したときによく映える色が配置されていて、考え抜かれていると思いました。 舞台や映画を観に行くたびに、なんかこう、うずうずするというか、思わず「こうしちゃいられん、発声練習と筋トレだ!」と叫び出しそうになるお調子者なんですが、今回もまたしばらく浮かされていそうです。とりあえず、最初にこの映画を観たときにも狂ったように練習したけど結局できなかった指のスナップに、101回目の挑戦をしようかと。<阿呆 東京近縁の方、よろしかったら是非是非観に行ってください。1月いっぱいの期間限定です。絶対にお薦めします。関西のほうも、テアトル系の映画館で昨日あたりから公開されているようです。 テアトルといえば、この前にやっていた『アマデウス』のディレクターズカット版を見逃したのは痛かった…… なんか今日は多大に趣味に走った譫言ですみません…… |
■ 2003.1.11 水餃子
中国を旅行した知人の土産話で聞いた、屋台の水餃子。びっくりするほど安い値段で、でかいどんぶり一杯の水餃子が食べられるそうです。それがご当地では朝ご飯や昼ご飯の一食分なのだから、まあ当然かもしれませんね。 で、色気より食い気の私は前々からそれをやってみたくて仕方なかったんですが(つまり、どんぶりいっぱいの水餃子……)、ついに今日、敢行しました。 <準備するもの> ・冷凍水餃子 大袋1つ←中国人の友人に教えてもらった、中国からの輸入食材を扱っているお店で購入。いちばんでっかいポテチの袋くらいの大きさで、300円だったかな? ・深鍋 ・だしとめんつゆ 深鍋にお湯をたっぷり沸かします。 別の鍋で、だしでめんつゆを割り、適当につけつゆを作ります。ほんとは中華だしがあればよかったんですが、ないのでめんつゆで代用。スープにするにはちょっと辛いかな、くらいに割って鍋で暖めて準備完了。 お湯が沸いてきたら水餃子を入れ、浮いてきてから1〜2分が食べ頃。つけつゆにつけて食べます。後は入れちゃ食い、食っちゃ入れ。コンロの前に椅子を引きずってきて、台所で鍋から餃子を食う行儀の悪い女が一匹(笑) いやでも、至福の時間でした。 大袋1つを平らげてしまいましたが、一食分だから、平気だよね(自分に言い聞かせ)。 わが人生に悔いなし(安い人生だな……) |
■ 2003.1.5 迎春
というわけで、今日まで実家に帰ってたんですが、根城に戻ってきました。ああやっぱりこっちのほうが実家より落ち着く〜…<親不孝娘 正月に実家でしたこと。 ・たらば蟹を捌いた。(父がいないと、どうして私なのか。いや別に難しくはないんですけど、力要るんです…) ・ストーブを直した。(いや、取れた取っ手を無理やりはめ込んだだけなんですが、父がいないと、どうして…) いただきものの蟹は美味しかったです。 正月の新発見。 プレステUがあった。ついに買ったか、妹その2。でもソフトはパラッパラッパー2のみ。妹と二人がかりで紅白の裏で全クリする。結局、紅白は中森明菜と中島みゆきしか見ませんでした。恒例の美川小林対決を見そこなったのが痛恨。今年はどんなんだったんでしょうか。 正月のお出かけ。 初詣にも行かずに、映画『8人の女たち』を観に行く。カトリーヌ・ドヌーブとファニー・アルダンの熟女対決を見るだけでも価値があります。ドヌーブ、綺麗でした。失礼ながら、パンフレットのプロフィールで年齢を計算して感動してしまいました。個人的に好きだったのはエマニュエル・ベアール。小悪魔の真骨頂を見せてくれます。 正月の読書。 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット(上・下)』を妹その2から借りて読了。ロン、愛い奴じゃのう。(どうしてこんな感想しか出てこないのか) しかし、こうして見ると、私、妹にたかり過ぎですか。(しかも、その2は高校生だ…) ……来年はPSUのソフトの2、3本も手土産に帰るよ。ごめんよう。 とまあ、こんな私ですが、今年もよろしくお願い申し上げます。 ※新年早々、恐ろしいミスタイプが……そりゃ美輪小林対決もすごそうですが。 |