2006年3月の不定期日記 戻る 
不定期日記

■ 2006.3.31   ログ

 碧螺春。職場にあったので飲んでみた。意外と味にも香りにも癖がない。それとも結構古くなっているから飛んじゃってるんだろうか。

 『弓弦城殺人事件』 カーター・ディクスン/加島祥造 訳(ハヤカワ文庫) (3/28)
 様式美の極致ですなあ。……という感想しか出てこないあたり、ほんとミステリ愚民だ。実際のとこ、本格の定義もわからないし(じゃ本格以外って何?)、本格と新本格、推理と探偵の違いすらよくわからない。誰かわかりやすい定義を教えてくれ。

 ここ最近プロバイダのメールサーバに迷惑メールフィルタが実装された模様。感動的なまでのフィルタ機能を発揮してくれてます。メールボックスすっからかんで素晴らしい。これが本来の姿だって。

 もうなんかの運営に関わるのは金輪際止めにしよう。頭に来ることが多すぎて精神衛生上良くない。

 前から思っていたけど、私は人よりも脂肪分を処理する能力が弱いかもしれない。しかしフォッカッチャを食べた翌日すぐに吹き出物ができるのはあまりにもひ弱すぎる。イタリアも中国も味覚にはとても合うんだけど、唯一の懸念はこのオイル対策。

 『のだめ』14巻。(3/30)
 黒木くん最高〜! 松田いかす〜!(大笑) うちのオケにもこういうキャラの指揮者とオーボエ奏者が欲しいよ! どうも変な脇キャラに弱いらしい。ついでに私にも誰かソナタ<清掃>を作曲してください……。

 どうも最近、ここの日記は日付毎に纏めるよりログ形式のほうが楽じゃないかって気がしてきた。つまり山形さんの風の噂とか、もっと徹底させれば殊能さんの日記みたいな形式ね。そしたら「昨日は…」とか書かなくていいもんね。

 あ、でもやっぱり記録を怠れば、その出来事の日付に沿ってソートし直さなきゃいけないわけだから(これ結構面倒くさかったりする)、今みたいに書こうと思い立った日付の枠内にだらだら思いつくままに垂れ流すほうが気楽なのか。ログってこまめに記録する人向けっすね。

 とか言ってるうちに日付変わっちゃった。


■ 2006.3.27   歯医者卒業

 本日で当面全ての処置終了。足掛け2年でしたね。おもに私が「その日は仕事休めません」とか「そこらへんは演奏会で…」とか「練習がヤバイので演奏会終わるまで行けません」とか我儘放題抜かしてたせいなんですが。先生もお疲れ様でした。

 横浜市長選は現職が再選して一安心。どうも前の総選挙みたいなことがあるから安心できない。しかし投票率は前回のワーストをさらに下回ったようですね。逆説的に平和な証拠か。

 バファリン新旧比較。上が新、下が旧。写真だとわかりづらいけど、飲む人間にとってこの大きさの違いはかなり大きい。値段は新が20錠入りで650円、旧は24錠入り520円、主成分のアセチルサリチル酸以外の成分も違う。そして旧のほうは使用期限が2002年4月……。ライオンのサイトにこんなの見つけた。ふーん、旧バファリンは今の医療用バファリンの成分と同じなんですね。家庭用でダイアルミネートを引っ込めたのは誤飲対策のためですかね。


■ 2006.3.26   魚をありがとう

 『銀河ヒッチハイクガイド』最高〜! DVDが届いたので本編から特典画像、そして監督他の音声解説まで2ラウンド見てしまったよ。私は解説を聞いて知ったネタがほとんどだったけど、マニアにはかなりオタッキーに楽しめる作品になってますね。私はあのイルカのテーマ曲が大好きで、シングルに切り出して売って欲しいとさえ思うんですが、これの字幕歌詞がついていたのが一番嬉しかった。どっちかと言うとエンディングバージョンのとぼけた味のほうが好き。比較的ゆっくりだから、歌えるしね。

 春先は緑の野菜が美味い。湯がいて適当なドレッシングだけでお手軽に食べられるから大好きです。大量に買い込んでいた菜花コンプ。梅和え、納豆和え、とろろ和え、シンプルに鰹節とポン酢。スナックえんどうも美味い。えんどう豆の筋取りって無心になる。そうそう、こないだ八百屋で40cmくらいの長芋一本安く入手したので、悦に入ってとろろばっかり食ってます。とろろ大好き。基本的に粘るものが好きなんだな。無花果のジャムはどうも味がぼんやりしていてパンに塗ってもあんまりインパクトがない。

 さて、投票に行ってくるか。

 今日はいつも行っているのとは違うスーパーに買い出しに行ってみる。品揃えが違ってて面白い。私デパートで半日は過ごせないけど、大きなスーパーなら食品フロアだけで半日飽きずに過ごせます。それにしても鎌倉ビールなんか置いてあるよ。参ったね。誘惑と戦いつつ、米などのストック品の仕入れ。

 晩御飯は筑前煮風肉じゃがというか肉じゃが風筑前煮というか。レシピ的には牛蒡と蓮根抜きの甘みを抑えた筑前煮にじゃが芋としらたきが入っている状態。在庫を一気に使おうとするとこういうことになる。

 『走馬灯の夜』 寒川猫持(集英社)
 小説というより自伝的エッセイ。それにしても久しぶりにこの人のサイトを覗いてみたら、やたらに領土問題系の血圧高めなバナーが貼ってあるわ自己紹介で「趣味は愛国」になってるわでのけぞったよ。一体何があったの?


■ 2006.3.25   充実の休日

 回線工事の方が来るというので朝から掃除してました。結構必死で。

 昨日は歓送迎会。ほぼ全員が飲まない面子(私は一応禁酒中)という世にも稀な歓送迎会だった。唯一いける口のぶちょーのみ熱燗をちびちびやってたけど、他が全く飲まないからさすがに遠慮がち。私が飲めたらご相伴したんだが。残念。二次会は茶店でコーヒーと甘味を頼んでだべり、21時台には散会という可愛い会だった。たまにはこういうのもいいかもね。普段話さない人とも話せたし。


■ 2006.3.23   薬漬け医療

 頓服が切れたー。明日からバファリンで凌ぐか……。


■ 2006.3.22   新機軸

 ここ五日間で食べたもの。うどん4玉、玉子4つ、揚げ豆腐半パック、作り溜めた水餃子(冷凍)12個くらい、白菜1/8玉くらい、春菊1把、アルファルファ1パック、菜花1/2把、プレーンヨーグルト(500ml)2パック、八つ切りトースト6枚、スライスチーズ10枚入り1パック、市販のレーズンパン、市販の鮭そぼろおにぎり。えらくしょぼい明細ではあるものの、ほとんど引きこもっていたので運動量に見合っていてそれはいいんですが、驚くほど買い物をしなくて良かった理由を考えて、愕然とする。私、しょっちゅう買い足してるのって、酒じゃん! 我が家の食費の過半を占めているのは酒代だったか。

 試しに我が家のエンゲル係数から酒代を切り出してアルコール係数を出してみる……のは怖いから止めておく。


■ 2006.3.21   引き続き

 大人しくしてます。こういうときって何の脈絡もなく普段の行いを反省してしまうよ。一体何の因果で私が……あ、いやアレもコレもソレも悪かったような気が……いや確実に私が悪かったわ……って流れで。早く腫れ引かないかなー。

 『見仏記 4』 いとうせいこう/みうらじゅん(角川文庫)
 期待に違わず爆笑ものの天然漫才は健在。(むしろパワーアップしてる?) 今回は国内ばかりだから中にはいくつか見たことのある仏(ブツ)もあるはずなんだけど、全部初見な気になるのは、この二人の見方がインパクトありすぎだからかも。それにしても……小浜行きたい! 数年前に福井旅行したときに行こうとして頓挫したままだったのを思い出したよ。このときは敦賀から向かう小浜線で原因不明の腹痛に襲われ、もうどうにもならんってことで半ばパニック状態のまま、小浜に着いてすぐにそこに待機していた近江今津行きのバスに乗ってしまったんだった。どういう心理状態だったのか今もって不明なんだけど、このままじゃマジで行き倒れる! 何とか都市圏に出ないと! という一心だった模様。ところがその原因不明の腹痛はバスに乗ってほんの十分くらいでけろりと回復、近江今津に着いた頃には、私は誰ここはどこ状態だったというオチつき。絶対に何かに拒まれてたね。いや今年こそはリベンジしますよ小浜。

 『沈黙博物館』 小川洋子(筑摩書房)
 生理的拒絶反応があって駄目でした。大抵のグロ話は平気なんだが。

 ここ数日、ずっと鍋でうどん生活なんだけど、鍋に水餃子入れるのにはまってしまった。


■ 2006.3.20   親知らず日記

 抜いた日の夜あたりから面白いくらい人相が変わっていたのですが、ようやく原型に戻りつつあります。抜くのは簡単だったのに予後がこんなにえらいことになるとは。ほんと歯の問題は侮れん。

 動き回ると痛いので引きこもって大人しく本ばかり読んでました。

 『悪童日記』 アゴタ・クリストフ/堀茂樹 訳(ハヤカワepi文庫)
 殿堂入り。これはもっと早くに読んでおくべきでした。人生変えたかもしれないインパクトを持つ作品。有名な作品ですし、訳者の解説が必要にして十分以上の書評になっているので私が言うことは何もないのですが、あえて挙げるなら、実際、これほど平然たる「非行」の記述に満ち、それでいてこれほどきっぱりとした倫理意識に貫かれた作品は、世界の小説史上にも稀なのではないだろうか。この点にこそ、本作品の内容面での真価があると筆者は判断する。(訳者解説) 全く同感。

 もう一つ気になるのは、主人公が双子である点。物語は双子の視点で語られるにも関わらず、一人称代名詞は一貫して「ぼくら」で、双子それぞれの名前も明かされないし、一人一人の人格も全く区別されない。作中で「二人で、ただ一つの、分かつことのできない人格を形づくっているのよ」 と双子の母親が言うように、まさに二人で一人。二人が交わす会話は、まるで一人の人間の自問自答のようです。<大きな街>の学校でクラスを分けられたときには、「まるで体を半分奪われたような感じ」がし、「バランスを失」って失神するほど一体化している二人なのに、作品の最後で、彼らは自発的に分離する。ぼくらのうちの一人が、もうひとつの国へ去る。残ったほうの一人は、おばあちゃんの家に戻る。彼らの行動は、ある人間が故郷を捨てるという行為を象徴しているように思います。


■ 2006.3.19   峠

 今まさに越え中といった感じなのですが。(0320頃) やっぱり埋伏知歯は厄介だなあ。えらく腫れてきた。

 『工学部・水柿助教授の日常』 森博嗣(幻冬舎)
 正直申しまして、耐え難い時間でございました。それでもつい最後まで読み通してしまう自分の貧乏性が嫌だ。(だってー最後まで読まないと悪口言えないじゃん?) 大体、いずれにしても、自分が楽しめるように読むのがコツである。腹を立てたら負けだ。とか書いてあったりして、まあこういう読者を予め想定していたんでしょうけど、人間できてない私なぞ「喧嘩売ってんのかコラァ」と凄んでしまう逆効果。まがりなりにも「小説」を期待していたのがいけなかったんでしょう。小説じゃないと思って読めば、それなりに楽しめると思います。多分私、何を「小説」として認めるかの価値基準はかなりコンサバです。あ、唯一楽しかったのは高山教授。ああいう先生、学部に一人はいるよね。


■ 2006.3.18   後顧の憂いを絶つ

 ヤッてきました。親知らず。実質10分で終了。前のより深いけど生え方が比較的素直なので抜くのは楽だった模様。その代わり出血は前よりひどい気がする。朝一番で抜いてきたので帰って二度寝してたんですが、枕に血まみれのヨダレをつけてしまって、えらいスプラッタな様相を呈してます。

 あー選挙カーの騒音が歯に響く。早くネットその他のメディアでの選挙活動をもっと解禁してもらえないかな。やっていいこととやっちゃいけないことの線引きさえきちんと決めれば、このほうがずっと静かで平和な市民生活が守られると思うんだが。

 『都市主義の限界』 養老孟司(中央公論新社)
 手放す前に読み直してみた。養老さんの書き方はすぱっと明快だから、すぱっと答えが欲しい人々に受けるのかもしれませんね。でも基本的に養老さん自身の意見を述べているだけで、「あとは自分で考えなさいよ」と言ってるんだから、答えをくれているわけじゃないと思うんだけど。


■ 2006.3.16   心身ともに

 デフレスパイラルに入りかけていたのですが、たまたま彷徨っていたネットで発見した傑作な本で一気に浮上。

 『ウンコな議論』 ハリー・G・フランクファート/山形浩生 訳(筑摩書房)
 ほんとこういう本で元気になるんだから、つくづく下世話に出来ている。訳者が訳者なので勿論下世話方面を期待していたんですが、期待に違わず訳者解説が全体の約半分。そしてこっちのほうが面白かったり。(たぶん本編は原文で読んだほうが笑えそうだ。山形さんの訳は簡潔でわかりやすいんだけど、結構ストレートな訳なので日本語として文章自体で読ませるような味はあまりないような気がする。) とりあえず、真摯さのない言説に遭遇したら「ウンコですな」って言うだけで少しは気が晴れそうだ。ちなみに新宿の紀伊国屋書店のカウンターで書名をそのまま挙げて本の場所を聞いた私も褒めてもらいたい。哲学書コーナーなんかに置くんじゃないよー。一般のエッセイ本なんかのところに置いておけば、某『国家の品格』なんかよりずっと売れるだろうに。

 なんかふらふらするなあと思っていたら、今週に入ってからたんぱく質はチーズと蛤うどんの蛤しか食べてなかったことに気づく。こりゃ治るものも治らん、ということで今日は豆乳鍋。何のことはない、鍋の季節ももう最後ということで、スーパーで豆乳鍋の出汁が半額になっていたのだ。投売り状態の白菜も買って、揚げ豆腐と冷凍していた餃子と一緒に投入。〆にうどん。いやはや真っ白な鍋ですが、美味い〜 でも市販の出汁はかなり味が濃いですね。私の味覚だと1.5倍希釈くらいにしても良かったかも。あと半分余っているから明日も使おう。


■ 2006.3.12   浮上

 ああー空気がうまい。

 こう忙しいときに限ってヘンな仕事も増えるなあ。今週はレター7通に報告書5本も書いたぞ。誰か褒めて!

 『書を捨てよ、町へ出よう』 寺山修司(角川文庫) (3/8)
 著者自ら「青春煽動業」と言い放つとおり、わかりやすくマッチョなアジテーションの書。自分の人生まるごと演劇に仕立てて演出した人だから、エッセイ集の個々のエピソードが矛盾していたり不整合があったりするのはご愛嬌……と思おうにも、さすがにこれだけの数を一遍に読むと演出の作為が鼻につかないでもない。

 妹その2が最後のお願い……じゃなかった挑戦にやってくる。(3/10) 一緒についてきている(はずなんだかどう見てもこっちが主体になっちゃっている)母は相変わらず何しに来たのかわからん状態。やりたいようにやるタイプの私やその1でさえ相当に辟易するのに、我々よりかなりおっとりというかぼんやりというかな性格のその2ではもう振り回され放題。その2がいないところで一度マジモードで物申したいのだが、実家を離れてしまうとなかなかその機会がないよ。ちなみに御飯を食べに行った銀座の某有名韓国料理店、正直言って職場の面々と行った新大久保の小さくて庶民的な韓国料理屋さんのほうがずっと美味しかった……。(失敗)

 入れ替わりに父がやってくる。(3/11) どうしてこの人たちはこう横の連携がないんだ。本当はこの日、親知らず殲滅大作戦の最終ステージだったのだが、実家勢の来襲に耐えかねてあえなく延期。とっとと片付けてしまいたかったのに。

 人生でおそらく三度目くらい、学生のとき以来の修羅場を体験する。必修のレポートを3本溜めたときと卒論を締切一ヶ月前でまだ1枚も書いていなかったときに匹敵する焦燥っぷり。心身ともに被害損耗甚大。とりあえず右手の小指の筋が痛いんですが、腱鞘炎とかじゃないよね……?(不安)


■ 2006.3.7   面倒

 なことって重なるな。愚痴注意報。

 練習に顔を出したら、その場でパートが決まってしまった。いつもだらだらと直前まで決まらないのに、今回はあまり練習に出られないと言った途端なんだあの瞬発力。それにしても……メンデルスゾーンか。いやーなトラウマが蘇る。長く休団していたメンバーが復活して2本ギリ体制は免れたものの、エース復帰ならず。で、3本いるのになんで補欠の私が全乗り?

 友人だと思っていた人から勝手な誤解で自己完結したメールが届く。誤解は誤解で解けばいいんだけど、とりあえずまだ最初のメールの返事をしていないところに一昼夜に4通もメール打ってくるような人とはつきあいきれん。

 家庭内国交問題が協議再開される見込み。なんかもう不毛な外交努力はしたくないな。無理して国交再開しなきゃいけないとも思えないんだけど。

 英語翻訳者って何であんなに自信過剰な人が多いんだろう。納品されてきた翻訳文になんかすごい居丈高なコメントがついてて、ここの文法がおかしいの文の構造がおかしいのと喧しいんだけど、じゃあと思って訳文を見てみると訳文だけを読んでも内容の理解が困難な凄まじい日本語。忠実な翻訳文って、そういうことじゃないでしょう。別に文芸翻訳じゃないんだから、文法がおかしい英文のニュアンスをそのまま日本語で表現する必要はないのだ。(第一そんなニュアンスに満ちた技術文書なんて読みたくもない) それにあんた普段からそんな正確な文法の日本語を書き、話してるのかい、ええ? って問い詰めたくもなる。大体「主語がありません」っていう偉そうなコメント自体、主語がないじゃねーか。これはもう英語力じゃなくて日本語能力の問題。ベテランにこういう人が多いから始末が悪いよ。読んで意味のわからない翻訳文には文字通り意味がないのです。チェッカーとしてはこういう人の訳文こそ徹底的に粗探しして難癖つけてやろうって後ろ向きな闘志が湧きますね。


■ 2006.3.4   ばたばた

 しとりました。

 楽器の調整が出来上がったというので取りに行く。分解調整&清掃されて埃が溜まっていた細かい部分もすっきり!(てか掃除しろよ) キーレジストレーションも調整してもらって、雑音が減って快適。久々に(ほんと数ヶ月ぶり)吹いたわりにはえらくよく鳴るのでびっくりしていたら、どうやら預かっていただいていた環境が良くて、本体の木から水気が抜けてよく乾燥されていたせいらしい。道理でよく抜けなくなるジョイント部がすかすかに嵌るわけだ(ジョイント部も調整してくれていたのかと思っていたら何もしていないとのこと)。木ってこんなに伸縮するんだなあ。やっぱり一般家庭(特にうちみたいな台所や風呂場がほぼ直結しているようなワンルーム)は楽器には劣悪な環境だ。今はよく鳴って快適だけど、これから元に戻っちゃうんだろうな。しゅん。

 成城石井の見切り品投売りコーナーはいろいろ珍しいものが手に入るので最近重宝している。昨日はブロッコリーの新芽(アルファルファみたい)と生マッシュルームを入手したのでサラダにしてみる。マッシュルームをスライスして大目のオリーブオイルで大蒜と一緒に炒め、強めに塩胡椒して新芽に油ごとざっぱり掛けて混ぜ合わせて食べる。美味い〜 けど新芽の水切りを手抜きしたのは良くなかった。(ちょい水っぽい)

 シェリングのCDを沢山貸していただいたので嬉々として聴いてます。これまで私が聴いたことのないタイプのヴァイオリンの音。柔らかくて太くて優しい音。最近でこそ聴けるようになったけど、昔からヴァイオリンの音が苦手だったのは全体に神経質な感じの高音とか、擦過音そのものの弓の音とか、演奏スタイルもやたらに自分に酔ったような甘口テイスト(私は全般に辛口のほうが好きだ)が耳についたせいだと思うんですが、最初にこれを聴いておけばトラウマにならなかったんでは。スタイルとしては甘口だとは思うんですがとても上品で優しい、それでいて線が細すぎない暖かい演奏です。聴いた中では、バッハのヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第3番、特に最初のアダージョが一番好きです。このチェンバロ、音量を絞って聴いているとまるでピアノの音のように聴こえて不思議。チェンバロってあのしゃんしゃん言うのが結構好きなんですが、これもフォルテピアノみたいでいいなあ。

 これから職場の同僚のお家に遊びに行ってきます。


■ 2006.3.2   プラシーボ効果

 冷蔵庫を覗いたらちょっと前に買った葉物がやたらに残っていたので、吹き出物飛んでけ〜早く治れ〜…と念を飛ばしつつ、ここぞとばかりに消費。韮納豆と三つ葉の梅和え。鶯宿梅の練り梅のおかげで何でも梅和え。ほんとに何を合えても美味い。これがなくなったら私どうやって生きていけば。

 ブラームスの2番か……。どうせなら3番のほうが良かったな。勿論、選曲ぶっちぎった不届き者に発言権はありませんが。久々に聴くとブラームスの交響曲ってやっぱ大仰だな。特に1番2番あたりの初期のは作曲家自身バリバリに気合入りまくっちゃってるのがよくわかる。しんどそうだなー…。<トランペット並みにしんどいことが何よりキライな我がパート。






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