2006年5月の不定期日記 戻る 
不定期日記

■ 2006.5.28   やれやれ

 怒涛の週末が終わりました。楽しかったけど疲れた〜…

 メインは昨日のMTV Video Music Awards Japan 2006。招待状の抽選に当たって上京してきた大学時代の悪友に宿を提供するかわりにくっついていったのですが、大変面白楽しかったです。出演者やアワードのノミニーは軒並みさっぱりわからないんだけど、曲自体はどこかで聴いたことがあるのばかりで、顔と曲が一致してよかったです。(何その感想) 何よりライブはストレス発散にいい。そしてビッグサプライズがありました。今日これからテレビのオンエアがあるはずなので一応なけなしのイニシャル表記にしますが、何とM.J.が来ましたよ!

 その他、エプソン品川アクアスタジアムでイルカショーに萌え(銀河ヒッチハイクガイド!)、一匹だけ水槽で泳ぎもせずに岩の上でつげ義春の『無能の人』よろしくたそがれるペンギンに哲学を感じたり(きっと間違ってペンギンに生まれたに違いない)、太田美術館に行ってみたら臨時閉館だったショックでその階下の手ぬぐい専門店『かまわぬ』で散財したりしてました。

 夜は二夜連続で局所的チャウ・シンチー祭り。『少林サッカー』と『カンフー・ハッスル』を二本立てで鑑賞、やはり白眉は『カンフー・ハッスル』の大家のおばちゃんとシンのレレレのおじさん走りだということに意見一致。

 今日は元町と中華街を冷やかしてから散会。そして帰ったら玄関クロゼットの扉がここしばらくの湿気で開かずの扉化していることを発見。レンチまで持ち出して格闘した結果、何とか損壊することなく開城に至りました。

 そんなこんなで充実しまくってましたので今日はもう寝ますー。


■ 2006.5.24   良い子にしてましたか?

 健康診断でした。通知表を渡される小学生の気分。去年何故か引っ掛かった心電図はクリアしたものの、今年は体脂肪と血中コレステロールで引っ掛かる。基準より低くても引っ掛かるってどういうことだ。ていうか体脂肪率が20を切っているのは自分でも不思議。だからって筋肉がついているわけじゃないところが微妙なところ。ちょっと筋肉つけて体重戻すかね。

 昔、斜め読みしつつも済し崩しに座礁した『薔薇の名前』に再挑戦中。上巻がもうちょっとで読み終わるところ。今読んでも書かれている当時のキリスト教世界の様相は理解しづらいけど(不明な部分はまたしてもかなり斜め読み)、『フーコーの振り子』を読んだせいで知っている単語は前よりも沢山あって、面白く読めます。ていうか、バスカヴィルのウィリアムだったんですね! 人物造形から何からシャーロック・ホームズのインスパイアに満ち満ちているではないですか。前はそれがわからなかったからイマイチ面白くなかったんだな。

 大ショック。愛用していた青い小型急須を不注意で割ってしまった。取っ手の部分がばっくり。割って初めてすごく気に入っていたことに気づいたよ。サイズといい色合いといい形といい取っ手の具合といい。これと同じようなのをまた探すのは時間かかるだろうなあ。しょぼーん。


■ 2006.5.21   休んだ気がしない…

 あちこちヒヤヒヤしましたけど、本番何とか終わりました。メッセージくださった皆様どうもありがとうございました。反省点。初期段階でのパート割りを疎かにしない。

 アンサンブル・ウィーン=ベルリンのコンサートに行ってきた。ミューザ川崎。
 耳直しといいますか。プログラムは『モーツァルト管楽器協奏曲集』。クラリネットとホルンの4番は初耳だったけど素晴らしかった! クラリネットは交響曲並みの大曲ですね。トルコヴィッチ氏の音はCDで聞いていた印象の通り、特徴のある硬めで明瞭、かつ「木そのものが鳴っている」と感じさせる渋い音色。音楽性は勿論素晴らしいけれども、個人的な好みで言えばやっぱりモレッリさんの柔らかい音のほうが好きだな。

 つ、ついに来たよ mixi が……。どうもあの実名性と招待されないと入れないっていう閉鎖性が苦手で敬遠してたんだが。私はどっちかというと無名で匿名のまま、オープンに好き勝手なことやっていたい。面白いと思ったなら足を止めてくれればいいし、興味なければ素通りしていただいて結構。そのフットワークの軽さがネットの面白いとこだったんじゃないのかなあ。


■ 2006.5.20   出涸らし

 ここ数週間で一生分の勤勉さを使い果たしつつある気がします。逆さに振っても出てこないと思ってたけど、意外とあるもんだな。

 朝からクリーニング屋行って図書館に本取りに行ってコンビニにお金払いに行って買出しに行ってきました。

 『最後の晩餐の作り方』 ジョン・ランチェスター/小梨直 訳(新潮社)
 殿堂入りしましたので、感想は暴走列車に転載。

 なんかもう一仕事終わった感じなんですが、これから本日のメインイベントに行ってきます。


■ 2006.5.18   覚書

 ひさびさに早く帰れたので泡食って家事してます。土曜の本番の後、東京を挟んで反対側の奥地から出てくる妹その2が泊まりに来るのだ。やっと生鮮食品の買い物もできたので、夕食作るついでにストック食品作り溜め。夕食はキャベツと大根とキムチと鶏肉の炒め。大根入りのラタトゥイユって、レシピに対する冒涜ですかね……。こんな本↓読んでたくせに。

 『最後の晩餐の作り方』 ジョン・ランチェスター/小梨直 訳(新潮社)(5/15)

 『世界の果ての庭』 西崎憲(新潮社)(5/18)

 今日中に感想書けるかな……。(でないと忘れそう)

 ちなみにラタトゥイユはトマト水煮缶、玉葱、茄子、大根、セロリの茎と葉、大蒜にローリエという配合でした。出来てみたら結構いける味になったと思うんですけど……駄目? いただきもののシークアーサージュースのサイダー割り、美味い。


■ 2006.5.14   地層探検隊

 ホットケーキミックスが発掘されたので(いつ買ったかとか賞味期限とかは考えない)、十年以上ぶりにホットケーキを焼いてみる。卵の割合が高かったせいか(本当は3〜4枚分に1個なのだが、卵1/2とかやるの面倒だったので1.5枚分くらいに1個使った)、卵の味が勝っててクロックムッシュみたい。これはこれで美味しい(というか、パンケーキ風よりこういう味のほうが好き)。ノンシュガーのブラックカラントジャムをつけるとさらに美味い。ホットケーキミックスって元から結構甘いですね。

 今回最後の練習に行ってきた。いろいろすったもんだあった挙句、やはり変則パート編成はやめにすることになってメインには乗らないことに。これでやっと心置きなく本来のパートの鬼門部分の練習に集中できたよ。最後の二回の練習に至って。いつもこうやって直前に仕上がり状態如何ですったもんだになるから今回は早くパート決めたのに、代吹きの嵐で何の意味もなかったよ。

 教訓:早くにパートを決めても全員が練習に出てこなければ意味がない。


■ 2006.5.13   塵も積もれば

 これ、というはっきりした原因があるわけじゃないんですが。最近浮き沈みが激しすぎる。メンタルもフィジカルも。

 実例その1:電話一本掛けるのが億劫で約一ヶ月放置している家庭内任務がある。

 実例その2:ケーキをご馳走になったら胃にもたれた。

 なんかほんと駄目です。くだらないことはいくらでも思いつくし、やりたくもなるんですけど。メールも宿題も溜めまくりで申し訳ありません。シ、シーケンシャル処理で……。

 『幻想物語の文法』 私市保彦(ちくま学芸文庫)(5/11)
 この分野への興味が薄れたわけじゃないんだけど、なんかそれほど目新しさはなかったな。『ゲド戦記』、読んでみるべきかしらん。映画にもなることだし。

 春キャベツ美味い。生でもいけるし、さっと炒めてもすぐに火が通って柔らかい。煮込むのは勿体無いので、焼きそばやらパスタやらサラダやらに使いまくって一玉がみるみる減っていきます。いつも持て余すのに。


■ 2006.5.5   任務の日

 絶好の行楽日和なのがむしろ憎い。

 時間が中途半端に余ったので藤沢あたりをふらふら歩く。さすがに連休中なので人出が多いですね。皆江ノ島方面に向かう模様。新江ノ島水族館行きたいな。そんなつもりじゃなかったから装備の不備で日焼けした。帰って夕方頃ちょっと昼寝。

 NHKの人が来る。我が家にはテレビがないのでお帰りいただく。前にもそのように申し上げたはずなのだが。世の中には地上波にほとんど興味のない人間もいるのですよ。想像できないかもしれませんが。

 かぼすを買った。酸っぱい柑橘類にはまった模様。酒に漬けた豚ロースを塩胡椒だけで炒めて(ソテーしてって言うべきなのか)、かぼすをぎゅうぎゅう搾る。美味い。

 電話をしながら靴磨きをしてたら捗る捗る。元々こういう単純作業は嫌いではないのだ。腰が重いだけで。(致命的)


■ 2006.5.4   大掃除の日

 今月立て続けに客があるというのに、掃除できる日が他にどう調整してもないので。空調のフィルター(いつから掃除してないのか考えるのが怖い)、風呂と洗面台(カビキラー様!)に、窓枠(いい加減結露除けシート貼りたい。大家さんに交渉してみようかな)。趣味が掃除って人の気持ちがちょっとだけわかった。綺麗になると達成感あるものです。ま、私の場合、腰を上げるまでが大変なんですが。

 フライイングして蓬餅を食べた。餡子は久々。美味い。

 定期の更新と生活必需品を買いに行って……サンダルを衝動買いした。駄目じゃん。

 『西洋音楽史』 岡田暁生(中公新書)
 ひっじょーに面白かったです。こういうふうに手際よくわかりやすく、かつ刺激的に「西洋音楽」の通史を解説してくれた本には出会ったことありません。大学の教養課程での音楽史の講義をベースにしているせいか、とてつもなく面白い講義を聞いている気分。文献や音源、はたまた文化の肌触りを映像で得る手段としての映画の案内も豊富で、もっともっと知りたいという気にさせられる。この先生の講義、モグりたいな。でも京大か……。著者の歴史を記述するスタンス、黒子としてではなく、「私」としての観点で語る姿勢がまたいいんです。事実を知りたいなら年表を見ればよくて、その事実の解釈を求めて歴史の本を読むわけだし。特に面白かった点。「西洋音楽」の流れにおいてはアングロ・サクソンやロシアは辺境であったこと。バッハの音楽は同時代のトレンドとしては異質であったこと。ベートーベンの音楽のイデオロギッシュとさえ言えるようなマス(集団)性。ドイツ音楽の国粋主義スレスレの「真面目さ」とフランス・イタリア音楽の「軽み」の対決。ストラヴィンスキーのパロディ性。

 『マールスドルフ城 1945』 多島斗志之(中公文庫)
 どうしてこの本が我が家にあるのか……っていうか何じゃこりゃ。


■ 2006.5.1   ご家庭の味

 連休の谷間だからさぞかし電車が空いているだろうと思っていたら、全然。ほぼ普段通りだった。世知辛い世の中ですねえ。

 みりんを使い切って以来、以前買い込んでしまった砂糖を消費しようと料理には専ら砂糖を使っている。感覚的には通常のレシピの約半量くらいが私の好みには適当なよう。それにしても慣れていないせいか、自分が作った味とは思えないあたりが何とも。まずくはないと思うんだけど……微妙。






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