2006年6月の不定期日記 戻る 
不定期日記


■ 2006.6.28   豆

 先日の大宰府アホ旅行の自分へのお土産。何故大宰府に行って諏訪湖豆かというと、諏訪湖サービスエリア(ほんとここを当てにしすぎだよ)でふと目に入って買ったからです。まだ味見してないけど、飛騨高山の三嶋豆に似た味かな。

 何を隠そう私、豆菓子に目がない。旅行に行って条件反射的に買うのは地酒、地ビールに、豆菓子です。これまでの私の行ったら必ず買う的お気に入り豆店は、奈良三条通のぜいたく豆本舗と、上にも書いた高山の馬印三嶋豆本舗が両横綱だったのですが、今回また大当たりに遭遇。太宰府天満宮参道沿いの宰府まめや。ぜいたく豆本舗が正統派塩味おかき系豆なら、三嶋豆は干菓子系繊細な甘みのお豆なのですが、ここのは濡れ煎餅もしくはかりんとう的しっとりした豆菓子でまさに絶品。方々へのお土産用にいろいろ取り混ぜて8種類ほど買いましたが、どれも店頭で試食して迷う暇もなく絨毯爆撃的に買い占め。季節限定の夏みかん豆が売り切れていたのは心底残念でした。来年も行こうかな……。<ほんとアホだ。

 『外人術』 佐藤亜紀(メタローグ)(6/26)
 昔読んだ気もするけど、図書館で見掛けたので借りてみた。ことによると地球の歩き方より格段に危険なヨーロッパ旅行指南。いいなあ。も一回イタリア行きたい。あの国も危険だ。一週間も居ると帰って来たくなくなる。


■ 2006.6.25   燃尽

 というわけで、わたくしの夏は終わったんでした。チェコ予選敗退。あーあー。

 自棄酒の余勢を駆って観るつもりでなかった日本戦まで観てしまい、さらに撃沈。ブラジル相手に先制した玉田君のゴールは快挙だったけど、川口は相変わらず素晴らしかったけど、後がどうにも続かない。挙句にカナリヤども、後半ツートップを引っ込めるなんて舐めくさった真似を! カカ、カムバーック!(おっとっと、つい浮気を。いえだから荒れてたわけじゃ…ホントですって) ブラジル、調子乗りすぎだよね。これはもう、チェコに代わってイタリアに潰してもらうしかないよね。チェコは今回はたまたまイタリアに譲ってあげただけだし。

 ま、負け惜しみはこれくらいにして、チェコはやっぱり選手の層が薄いのが痛いよなあ。緒戦でコラーが負傷して欠場してからガタガタ崩れた感じ。ガーナ戦は観てなかったけど、イタリア戦ではネドヴェド王子しか動いてなかったよ。どうでもいいファウル退場で人数減らしちゃうし、ロシツキー君は埋もれてるし(次回はもっと修行してきたまえよ)。それに対してイタリアはやっぱ層が厚いよなあ。ネスタは途中退場しちゃったけど、ジラルディーノはいるし、ガッちゃんはもりもり動き回ってるし、インザーギは久々に出てきた途端華麗に返り咲いてるし、ブッフォンは鉄壁だし。あ、イタリアの王子といえばトッティでしょうが、髪切ってすっきりしましたね。(それだけかい。<興味ないらしい) あのロン毛はいただけなかった。試合終了後、ネドヴェド王子が敵チームの皆に愛されてたのが唯一のなぐさめでした。つーか普段はチームメイトなんだもんね。ユヴェントスの連中ばっかり。

 その後、妹その2とちょっと大宰府まで行ってきました。夜行バス強行軍。言った人ほぼ全員にアホかと言われましたけど、いや意外と楽でしたよ。道中はひたすら爆睡だし。目的は九州国立博物館。しかし太宰府天満宮の参道で道草食いまくってなかなか博物館に辿り着かず。参道の売店で梅が枝餅食ったり、天満宮の境内内の茶店でところてん食ったり葛きり食ったりしてて、12時前には大宰府に着いていたのに博物館に入ったのは15時頃という体たらく。九州国立博物館は国際フォーラムみたいな風通しのいいでかい建物でした。博物館というより見本市会場みたい。特集展示は琉球王国の文物。ボリュームたっぷりで見ごたえありました。展示スペースが広くてコース内に椅子も沢山設置してあるのがいい感じ。平常展に出ている収蔵品はやっぱり近県の考古学遺跡の出土品が多いみたいですね。埴輪の馬になごんできました。あのどう見ても働かなさそうな馬、好きなんですよね。

 行き帰りに諏訪湖サービスエリアで買った牛乳とジュース、美味かったなー。それにしても散漫な感想だ。


■ 2006.6.22   チェコ戦休暇

 明日……というか今日から、チェコVSイタリア戦その他もろもろのため、少々留守にします。

 『ナボコフのドン・キホーテ講義』 ウラジーミル・ナボコフ/行方昭夫・河島弘美 訳(晶文社)(6/20)
 解釈はいろいろ面白いけど、やっぱり講義メモだから読み物として面白いもんじゃないですね。実際の講義が聴きたかった。

 『博士と狂人』 サイモン・ウィンチェスター/鈴木主税 訳(ハヤカワ文庫)(6/21)
 OED誕生秘話。文字通りの人力検索をやった時代の話。つくづくイギリスってこういうオタッキーな人をよく輩出しますね。


■ 2006.6.19   玉蜀黍

 丸のままで食べるの何年ぶりだろう。シンプルに茹でただけで塩もつけずに齧ってます。

 最近、あまり調味料を使わないで野菜を食べていたら、前よりも微妙な味の違いがわかるようになった気がする。外食しても材料に何が入ってるか前よりも素因数分解できるようになってきたし。




■ 2006.6.18   待ち状態

 で、暇潰しに。

 『皆殺しブック・レビュー』 佐藤亜紀/福田和也/松原隆一郎(四谷ラウンド)
 フィクション系の本が少なくて私には元ネタがほとんどわからなかったのが残念。期待していたほど血祭りには上げられていないな、という印象。というか大蟻食先生、あまり発言していません。先生的にもあまり興味のない本ばかり挙がっていたせいではないかしら。逆に蟻食先生の挙げた本は他の二人にはあまりピンときてない感じだったし。(福田和也はまだしも、松原隆一郎はクエスチョンマーク飛び回ってる風情がなきにしもあらず…) お互いの趣味がこうも違うと殴り合いにもならないってことですね。奥泉光の『「我輩は猫である」殺人事件』が好意的に遇されていたのがファンとしては嬉しかったです。

 鮎が安売りされていたので、買って帰って塩焼きに。オーブントースターでホイル敷いてやってみたのですが、まああまりカリっとは仕上がらないけど、久々に焼き魚美味かったです。レモンがなかったのでシークアーサー果汁をたらり。

 このシークアーサージュース、水で割って飲んでも美味いんだけど、お酢代わりに重宝します。胡瓜と茗荷と生姜の千切りに塩か醤油とシークアーサージュースを加えて冷蔵庫で半日くらい冷やしておくと美味いです。最近ほんと切るか茹でるで済む料理しかしてないな……。


■ 2006.6.17   改修工事

 ついに我が家のある最上階まで足場が組まれました。まだシートで覆いは掛けられていないけど、きっと明日にはそれも掛かって景観ゼロになるに違いない。窓が開けられなくなる前にやらねばと朝から(!)ベランダの扉の大掃除をしていたら、足場の組み上げをやっていたお兄さんと思いっきり鉢合わせたりしました。それで早々に見切りをつけてベランダ周りの掃除をやめて引きこもってたら、早速ベランダでの工事作業が始まって落ち着かない。ベッドを窓際に寄せて置いているので、ごろごろ寝転がっていると外での作業の音が直に聞こえるのだ。土日は原則的に作業しないって言ってたけど、ここのところの雨で作業が遅れているんですかね。休日にご苦労様ですけど、土日どっちかは作業お休みしてほしいな。お互い休日くらい家でごろごろしたいよね。

 『1984年』 ジョージ・オーウェル/新庄哲夫 訳(ハヤカワ文庫)
 かつて反共のバイブルと言われ、今や滅び去った社会主義大国を念頭において書かれたディストピア小説だそうですが、ここに書かれていることが全く他人事に見えないのにげんなり。特に教育に関しては。全く、小学校の通信簿に「愛国心」なんて評価項目があることが、どれだけ世も末な事態かってことですよ。これだけ愚民政策をやっておいて、「日本の教育レベルは下がっている!」なんて大騒ぎするのはアホらしいですね。とにかく徹頭徹尾げんなりさせられて滅入る本だった。次は何か能天気なの読もう。

 家にいても落ち着かないのでちょっと早いけどもう外出しようっと。


■ 2006.6.16   粗忽者

 あああもう最近本当に駄目だ。今度は麦茶用のガラスポットを割ってしまった。新調するしかないのだが、明日の朝のお茶をどうすればよいのだ。


■ 2006.6.15   そういえば

 『ダ・ヴィンチ・コード』を観たんでした。
 っていう感じの、スピード感はあるんだけど全体に荒っぽくて、あんまりこれといった印象は残らない感じの映画でした。つーか詰め込みすぎ。登場人物全員で説明に終始してるよ。それでも原作読んでないと筋追うのも大変なんだが。ネタ自体は面白いけどわりとありきたりじゃないかと思ったんですが、やっぱりあれはカトリック教的には冒涜なんでしょうかね。ポール・ベタニはなんだか哀れな役でした。途中で存在意義がどっかいっちゃうし(いや最初からか…)。ジャン・レノは何がしたかったのかよくわからないし。あ、あの女優さんは『アメリ』の人ですね。最初気づかなかったけど、途中でひょっとして……と思い、エンドロール見たら正解でした。印象変わるもんだなあ。フランス語しゃべってるときのほうがやっぱり可愛い。


■ 2006.6.14   白桃

 バナナミルク好きの人に朗報〜 白桃ミルク、美味いです。って、ひょっとしてメジャーなレシピだったりしますか? たまたま結構立派な白桃がちょっとばかり傷んだせいで投売りされてて、確かに皮を剥くと生でそのまま食べるのはちょっとな……という状態だったので牛乳と一緒にミキサーに突っ込んでみたのでした。中くらいの大きさの白桃一個に牛乳約100ccで大体コップ一杯分。牛乳はもうちょっと少なめのほうが桃の味が濃厚に出るかもしれません。熟しすぎてあちこち傷んできたくらいのがいいみたいです。新鮮なのは勿体無いのでそのまんま食いましょう。

 サッカーフリークの友人は連日ふらふらしながら辛うじて社会生活を全うしているらしい。毎日徹夜で観ているそうな。録画もお任せしているのだが、それに加え、新聞よりも私がネットニュース見るよりも速く結果速報をメールしてくれる。完全ミーハー試合結果と選手の顔が興味のメインというお気楽ファンな私に全く有難いことでございます。その上、日本戦にあんまり興味なしの非国民……という事実はさすがに申し訳ないので嘘をつかない範囲で伏せております(笑) それにしてもチェコとブラジルのガチンコ対決、実現してほしいなあ〜 ああでもそうしたらどちらを応援すればいいのだ。今日のスペイン戦、ノーチェック(主に選手を)だったのは不覚。


■ 2006.6.12   贅沢な悩み相談室

 最近サイト運営をはじめた友人が、楽しいんだけどメールやBBSの返信が大変、気も遣うし、慣れてないし、とこぼしておったのですが、いやはや贅沢な悩みですよね。うちなぞ来訪者からのレスポンスは一ヶ月にひとつあるかないかくらいじゃないかな。って返事をしたらびっくりされた。

「でも毎日アクセスはあるんでしょ?」
「まあそこそこには」
「で、反応は月にひとつ?」
「や、ひょっとしたらそんなにないかも。つか滅多にない」
あんたのサイト、怖いんじゃないの?

 ……まあ、ある意味怖いかもしれませんね。(何が出るかわからんところが)

 とはいえ否定的な反応もないし(皆さん静かに引いて行っているだけかもしれませんが)、好き勝手させてもらえて私は嬉しいのだが。いやでも、怖くないです…よ? 


■ 2006.6.10   ご到着〜

 小型ミル&ミキサーが来た! 直径約9cm、容量500ml。ミキサーは欲しいけどあまり馬鹿でかいのは置く場所がないという私にぴったりなのをやっと発見しました。これで自家製トマトジュースもバナナミルクもガスパッチョもできる! コーヒーミルにも使えるので豆で備蓄ができる! 

 評価がてら、早速ガスパッチョで使ってみました。例によって反則技だらけですが。材料は約1人前(コップに1杯ほどできます)、食パン約1/2枚(古くなって程よく水気が抜けたの)、ガーリックエール、トマト小2個、胡瓜1/3、ピーマン一個、オリーブ油と塩胡椒などの調味料少々。ちぎったパンを投入してパン粉状になるまで粉々にしたところにオリーブ油少々とガーリックエール少々を混ぜ、レモン汁がなかったのでシークアーサージュースとバルサミコ酢と白ワイン少々を投入、あとは野菜を順次放り込むのみ。仕上げに塩胡椒して、冷蔵庫で冷やす。緑の野菜が多かったので色は悪いですが、美味いです。あとちょっとパンの割合が多かったかな。フランスパンの硬くなったのとかのほうがいいかもしれません。玉葱とかセロリとかがあれば入れたほうが美味いと思う。ピーマンよりパプリカを使ったほうが色も味もマイルドになるでしょう。まあ、スペイン風野菜ジュースなので、トマトと大蒜とレモン汁とオリーブ油以外は何入れてもいいと思ってたり。

 攪拌力がちょっと非力かなと思わないでもないですが、多少粒が荒くても平気なので私的には合格点であります。

 では図書館寄ってから練習行ってきます。


■ 2006.6.8   茗荷

 茗荷入りの塩もみにはまってます。胡瓜と茗荷。茄子と茗荷。今日はたまたま白瓜が手に入ったので白瓜と茗荷。材料を全部薄切りにして塩振ってしなしなになる程度にもみ込んで、水気絞って冷やすだけです。美味い。かなり薄味に作っているので冷麺や冷やし蕎麦、うどんなどのトッピングにもいい。今年の夏はこれで乗り切ろう。

 『妖女サイベルの呼び声』 パトリシア・A・マキリップ/佐藤高子 訳(ハヤカワ文庫)
 岡野玲子の『コーリング』の原作というので読んでみました。漫画とほぼ印象が変わらないというのが驚異的。岡野さんが如何に原作の雰囲気を忠実に具現化したかってことですね。


■ 2006.6.6   嗚呼東京之雑踏。

 『ドミノ』 恩田陸(角川文庫)
 こういう話も東京の人口過密がなければ成立しないでしょうねえ。面白かったけど、映画かドラマのシナリオを読んでいる気にもなってしまった。

 これまた頂き物の黒豆禅食バータイプを会社のおやつ代わりに食べてるんですが、美味しいけど不思議な味。食感はチョコレートで味はきな粉に近い。しかも一個でかなりお腹にたまる。夕方食べると夜までお腹が空かない。カロリーメイトよりずっと優秀ですな。


■ 2006.6.5   嗚呼東京之夏。

 『熱帯』 佐藤哲也(文藝春秋社)
 いやもうほんと可笑しかった。まず、ここ数年の東京の異常な暑さ、蒸し上げるようなビルの谷間の上昇気流とスコールそのものの豪雨、風が吹けども体温よりも高い気温のせいで熱風と化していて涼しいどころか却って耐え難いという状況を経験している人間なら、ここに描かれている世界はすんごい現実味あって可笑しいですね。全編古典&哲学パロディになっているようで、ホメロスとかギリシャ哲学とか読んでいるともっと楽しいんでしょうけど、まあわからなくてもきざったらしいアリストテレスの形而上責めには大爆笑です。脳内実況中継は古館伊知郎。そして何より恐ろしいのが作中のシステム開発の現場風景。これリアル過ぎ。大規模受託プロジェクト、それも官公庁系のシステム開発に関わったことのある人間なら、このリアルさには笑いが引き攣るものがある。SEどものステロタイプな人物造形といい、ちょっとした会話のはしばしに出てくる言い回しとか(ディスクが「フルフル」とか言う言う。)、デスマーチ一直線な進捗報告会議の展開とか、もう! 佐藤哲也が元SEって、さもありなん。水棲人には何となく『山椒魚戦争』を思い出してしまった。ほしおさなえさんの描く水棲人、可愛くってなごむ。おじゃる丸の貧乏神をまるまると能天気にした感じ。


■ 2006.6.4   休日は出たくない

 なのにここ数ヶ月なんだかんだで土日が潰れているのはどういうことだ。自発的に入れた予定はさしてないのに。

 マンションに大規模な改修工事が入るというので説明会に出てきました。しかし朝10時からって殺生な。足場は全面に組まれるわ窓にシートは貼られるわで、どうやら今年の夏はクーラーフル稼働で過ごさざるを得ない模様。やだなあ。電気代もかさむし。

 友達の大阪土産の点天の餃子美味しかった。ここ数日、水餃子三昧でした。

 『薔薇の名前 上・下』 ウンベルト・エーコ/河島英昭 訳(東京創元社)(5/30)
 映画で大体の筋が頭に入っていたせいか、ゆっくり読んでいても集中力が切れることのない楽しい読書時間でした。通勤の往復で一日一章ずつくらいのペース。多分作品のテンポがゆっくりに出来ているんだと思う。(一章が僧院での一つの時間区切りに当たるような構成になっているし) そして、むしろ覚えている筋を補完するように細部を読むのが楽しかったです。とはいえ、書いてある内容の半分も消化したとは思えない。まず神学談義の部分はさっぱり、当時の教皇と皇帝の確執の事情もよくわからず(世界史でアヴィニョン遷庁とかあったっけ?)、作中の引用文献は悉く「そんなのあるんだー?」という状態。明らかに自分的殿堂入りクラスの作品なのにそうしない(というかできない)のは、まだ内容のほとんどが私のものになっていないからです。

 しかし、それでも楽しく読めてしまうところがこの小説のスゴイところ。ウィリアム&アドソのホームズ&ワトソンコンビっぷり(というより明智小五郎とヘタレ小林少年主従に私には見えましたけど)だけでも十分楽しい。特に下巻からのテンパった主従のどつき漫才(「南瓜頭」!)、踊りまくりの異端審問官との会談のスラップスティック(「尊敬すべき兄弟よ!」)には大爆笑。それにしてもウィリアムの人物像は随分と現代的だ。ベーコン流自然科学の信奉者にしても、会談での演説(下巻p156-162)は随分とラディカルだと思います。燃え崩れる僧院をなすすべもなく見送る主従の最後の問答(下巻p373)にしても、物語の記述者であるアドソの最後の述懐(下巻p383,いまや私は沈黙するしかない。…)にしても、所謂全知全能の人格者としての神を否定しているように思えるんですが……。聖書すらちゃんと読んだことないので全く自信ありませんが。

 他にも裏読みすべきところ満載なんでしょうし、訳者解説(これまた読むともう一回本編を最初から読み直したくなる濃いぃ解説です)に提起されている削除された物語の謎も含めて、次回以降の再読時の楽しみに取っておきます。

「書物にとっての喜びは、読まれることにある。」 (下巻p226)


■ 2006.6.3   いつまでもあると思うな

 昨日、晩御飯を外で食べてきたにも関わらず、妙に食べたくなって帰ってから鶏の唐揚なぞ摘んでしまったら、夜明けくらいに気持ちが悪くなって目が覚めた。弱りすぎだ。

 今日は地元のお祭りらしく、近所の中学校のマーチングバンドがパレードしてます。懐かしい。毎年やってるけど、相変わらず金管とパーカッションが上手いなあ。ブラスバンドは練習厳しいのが嫌がられるけど、やっぱりこの時期に言われたとおりに単調と思えるような練習を延々こなしておくと素地が変わってきますよ。社会人になってからは如何せん練習時間が取れない。良くて現状維持、あとは落ちる一方だからねー。……と、ここを見ているかわかりませんが、世のアマチュア楽器青少年に申し上げておきましょう。長時間練習は無駄じゃないよ。無理は禁物だけど。





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