2008年1月〜2月の不定期日記 戻る 
不定期日記


■ 2008.2.28   実は

 秋田に行く前に手袋をなくした。あーあ、セールで買ったとは言えラルフ・ローレン、形も素材も良くて気に入ってたのに。身の回りの物が増える冬には毎年マフラーやら帽子やら何かしらなくしている私ですが、今年はうちにある手袋二つまで失って在庫なしになってしまった。ちょうどセールの時期だし、良いの見つかるといいなあ。

 仕事で久しぶりに中文を斜め読みした。普段使っている漢字と簡体字の対応と、いくつかの構文を覚えれば、大雑把に内容がわかるというのが漢字圏のいいところ。で、これからも中国語文献を読まされる可能性は大いにありそうだし、基本的な用語集みたいなのでも作ってみようかなあと、調子に乗って自分のPCに中文IMEをセットしてみた……が、こっちはまるで歯が立たない。理由は簡単、これピンイン入力なのだ。つまり漢字の発音がわからないと入力できない。日本語の漢字変換みたいに部首とか画数変換がないものかと無精者の悪あがきをしてみたけど、見当たらず。ネット検索で単語を調べようにも、肝心の漢字そのものが入力できないという不条理劇のような状態に。やっぱ漢字の字面じゃなくて読みから入らなきゃ駄目なんだよね。観念して学生時代に使った中日辞典と首っ引きしましたさ。


■ 2008.2.24   かろうじて

 生還しました。日本全国すごいことになってましたね。行きの23日は予定通り到着したものの、帰りの24日は午前中から秋田新幹線が全面ストップ。11時前の便に乗るはずが運休になり、取れた振替えの便が16時半。時刻どおり秋田を出発したものの、連結するはやての到着を待って盛岡の手前で約50分待ち。結局盛岡発が19時前くらい、その後上野の手前で今度はホームの空き待ちでしばらく止まり(30分くらい?)、終点の東京駅に着いたのが22時前。車中6時間弱、当初の出発便から換算したら11時間の耐久レースでした。国際線並みの所要時間。

 秋田市は初めて行ったんですが、あんなに風が強いところだとは知りませんでした。7キロくらいはあるはずの楽器さえも風で煽られてもってかれそうでした。風力発電できるはずだ。

 ちなみに秋田に何しに行ったかと言うと、ボランティアの演奏旅行だったのでした。楽しかったけどね。きりたんぽ美味しかったし。味噌たまりとかお酒とか稲庭うどんとかお土産もしこたま買ったし。

 とりあえずおやすみなさいー。


■ 2008.2.23   低音障害

 隣家の音があまりに酷いので昨日の夜ついに申し入れ。夜中の0時半過ぎてもヘビメタと思われる重低音が、我が家の隣と直接面している部屋のさらに隣にまで漏れてくるって、相当な音量だよね。しかもこちらは低音には特に敏感と来ている。真夜中過ぎにピンポンするのも気が引けるけど、翌日早くに起きなきゃいけないからこっちも切実なのだ。お隣さんの応対から判断する限り、気がつかないだけで悪気はなさそうな感じだったから今後は改善することを期待しよう。

 つうわけで今から秋田行ってきます。秋田は吹雪だって。ひい。生還できますように。


■ 2008.2.21   こんなものいらない

 これまでは賛否両論あるけど陸空海の自衛隊にはそれなりに存在意義も必要性もあると思っていたんですが、最新鋭のレーダー積んでて漁船も避けられないような海自なんか要らないんじゃないかと思い始めてきた。


■ 2008.2.20   クラッシャー

 我が家に唯一のガラスのタンブラーを欠いてしまった。普段使いの大振り茶碗も縁があちこち欠けてきてそろそろやばい。そそっかしいから薄い食器はダメだな。気に入ったのが見つかるまで、とりあえず前に引き出物で貰ったビアマグでも使って凌ごう。

 安かったので八朔を買ってみたら酸っぱくて美味い。子供の頃はよく食べたもんですが、ここしばらく、おそらく大学の時くらいから(て軽く十年くらいか?!)食べてなかったかも。前に買ってみたぽんかんは甘すぎた。皮も立派で剥いているとびしびし精油が滲み出てくるので、そのまんまハンドクリーム代わりになる。食べた後はお風呂に放り込んで八朔湯。皮まで愛してます。


■ 2008.2.17   ご無沙汰

 だったのは仕事が忙しかったからではなく、単に遊び呆けていたからだ。去年末から先月に掛けての振り回され状態から一気に解放されて、完全に箍が外れている模様。仕事なんか全然やる気しない。

 先週の水曜日、免許の更新のために初めて都庁に行ってきた。ここがかの悪名高いツインタワーか。広いなーでかいなー……でも、なんか設計悪くね? 吹き抜けのホールばかり広くて、そのせいで強風が酷いのか、ビルに出入りするための扉があちこち封鎖されている。地下鉄都庁前駅から直接繋がる通路も閉鎖されていて、一瞬「おいおいまさかやってないのか?」と不安になったくらいだ。免許センターもえらい狭いところに押し込まれてて、手続きが終わると講習はまたちょっと離れたところに移動しなきゃいけなくて、講習の教室はなんと天井吹き抜けのところを仕切りで囲っただけなので、隣の教室の声がわんわん聴こえる。震災を見た人間として、一階ホールに広大な吹き抜けっていう造りはつい耐震性が気になってしまうけど、どうなんだろう。新しい免許証を貰ってビルの外に出て外観を眺めて見ると、なんか形状と言い質感と言いレゴみたいだ。設計者を調べてみたら、丹下健三。Wikiで代表作を見てみると、耐震性度外視(に見える)、レゴみたいな(つまりブロックをぺたぺた貼り付けたような)建物が多い。しかしこの人が「世界の丹下」なんだねえ、はあ……。

 ちなみに免許証はICカードになりました。やだなあ、これ一枚で戸籍情報から犯罪歴まで一発で照会可能だよ。検問なんかで提示したくないね。


■ 2008.2.9   雪々

 ついに家の中でコートを着て過ごしている。窓と言う窓全てに目張りしたい。

 午前中にリードを買いに楽器店に行った。いつも開店すぐくらいに入れるように行くんですが、今日は30分ほど出遅れたら、中高生でめちゃめちゃ混んでいた。こんなに混んでるの初めて。なんかコンクールでもあるんだろうか。あ、音大とか音高受験かな。しかし最近の中高生は良い楽器使ってるなあ。学生の時にまともな楽器で習い始められると、ほんと見る見るうちに上達できるに違いない。羨ましい。

 帰りに乗換え駅付近に良い定食屋さんを見つけた。基本の定食が概ね850円。定番メニューはカツ、唐揚げ、豚キムチ、生姜焼き、肉野菜、鯖塩、鮭塩、鰯丸干しなどなど種類多数、加えて日替わりが4種類ほど。一番シンプルな肉野菜炒めを頼んでみたら、大皿に山盛りの量が来る。ご飯も普通サイズのお茶碗だけどきっちり盛ってあり、あと味噌汁と漬物がつく。明らかに市販品の漬物はともかく、ご飯もメインも味噌汁も普通に美味しい。この頃めっきりキャパが落ちる一方の私ですが、きっちり完食して胃もたれも皆無。「食ったー」っていうボリューム感と味が両立する店には最近なかなかお目にかかれない。角刈りの兄ちゃん二人が切り盛りしているすごく狭くて小さな店で、カップルはいたけど、あとは男同士か男一人客ばかり。食べている間にもどんどんお客さんが回転していったけど、女一人客は私だけだったな。でもここはリピートするよ。隣のお客さんが食べてた鯖塩も美味しそうだったし。


■ 2008.2.8   寒々

 ヘルペスが終息してきたと思ったら今度は口内炎が。勘弁して。

 職場近くの結構気に入っているパスタ屋さんがランチメニューを50円値上げした。クオリティは維持。良心的なほうだろうと思う。牛乳も値上げ。モスも値上げ。成城石井でいつも買っていたベーグルは価格据え置きで確実に一回り小さくなった。最近はスーパーに入っても何も買わずに出てくることが多くなったな。何も考えずにぽんぽんかごに放り込めるような価格のものが全然ないからだ。無駄遣いしなくていいって効果はあるけど、これに慣れられる日は来るのかな。

 スーパーで得体の知れないものが安売りになってたらとりあえず買ってみるんですが(失敗例:ヤーコン、あしたば、チコリ、マスタードグリーン、成功例:おかひじき……あれ、それだけ?)、今回はもみ菜なるものを見つけた。で、帰って調べてみたら、大根の間引き菜だった。何だー、そう書いといてくれればおっかなびっくり買わないのに。美味いに決まってる。こないだの似非チゲ鍋の汁が残っていたので、豚肉と大根と白姫舞茸と山盛りのもみ菜を入れてまた鍋に。多少煮込んでも歯触りが残るところが好き。

 日々混迷を深めていく感のギョーザ事件、私はスーパーの冷凍ギョーザは滅多に買わないんですが(特に焼き餃子はね)、中華食材のお店でよく冷凍の水餃子を買ってました。勿論、中国直輸入もの。中国人向けのお店で買ったりしたら日本語のラベルすら貼ってなかったりしますよ。でもこれが美味いの。皮分厚くてもちもちしてて……じゃなくて、だからって私が買ってたのが安全で、スーパーのが危険と言いたいわけじゃない。危険と言えば両方とも同じくらい危険ですね。製造工程が把握できない加工食品を買うっていうのは、どんなものでもリスクを伴うのだ。ギョーザ以外の冷凍食品も軒並み売上が落ちている反面、ハムやソーセージの売上が上がっているそうですが、冷食を忌避してその分、別の加工食品に流れても、結局一緒だと思うけどなあ。いまや冷食や加工食品なしでは生活できないのだから、せめてそれはリスクを取った食生活だってことを自覚しといたほうがいい。とか偉そうなこと言って私も忘れがちですが。だって水餃子買うときは「皮分厚くてもちもちしてて〜」しか考えてないもんなー。咽喉元過ぎれば人間……。


■ 2008.2.5   火消し

 「手が回りません」どころじゃなかったようで、口唇ヘルペス発症してもた。三週間後に訪問演奏があるというのに。去年も冬頃に発症したよなあ。でも今回は風邪の兆候も全くなく、唯一考えられるのは月一ノルマの影響くらいなんだが。厄介だな。

 かさぶたが破けてきたので、軟膏やら分泌物やらがあちこちにつかないように唇の端にバンドエイドを貼っている。「ちょっと乱闘しまして」と言うと皆普通に納得するのはどうなのよ。


■ 2008.2.3   雪

 今年は雪が多いな。いつも外に出しっぱなしの植木ですが、今日とこないだの雪の日はさすがに室内に入れました。あったかいところに置くとみるみるうちに葉っぱが緑になるのがわかる。でも室内は日当たりが悪いから、雪がやんだらまた外に出しちゃうよ。

 こんな雪の日に映画館はさぞかしガラガラだろうと思っていたらさすがは大東京、そんなこともなく結構な人の入り。

 その帰りに、職場の甘いもの好きグループリーダーに要請されたバレンタインデーのチョコレートを買いに行く。時節柄デパ地下にロイズが来ていて、こちらではなかなか買えない生チョコを買った。山崎シェリーブランデー入りにしたのは私の趣味丸出し。あとオレンジキュラソー入りのトリュフ(これまた趣味丸出し)。実は私自身は生チョコはそんなに好きじゃない。あのとろっとしたこってりした感じが苦手。普通のプレーンな板チョコとかコインチョコとか、あまり混ざり物やフィリングがないもののほうが好きなんだけど。ま、たまの機会だから珍しいものもいいかな。

 ところで最近、自分の身体の因果関係がやたらとわかりやすくなってきた。例えば最近やたらと腹が減るなあと思っていたら月一ノルマがやってきた。その直前辺りにワインだのビールだのかっ喰らってたら、月一ノルマと合わせ技でビタミン補給が追い付かなかったらしく、途端に顎あたりに吹き出物がばんばん発生。ついでに昨日、炊事中にちょっとした擦り傷を作ったのだが、いつもならすぐに治るようなしょぼい傷がなかなか塞がらない挙句、今日になってちょっと膿んできた。あからさまに身体のバリア機能が「今手が回りません」状態なのがアリアリ。ここまでわかりやすいんだから、もうちょっと何とかできるもんだったら苦労はない(意志薄弱)。


■ 2008.2.2   ネタ多き人生

 久々の完全オフ日に月一ノルマのピークがやってきたのは幸運と言うべきか否か。本日は大人しくしている予定。

 ところで先日何気に手袋をしたまま電車の吊り革につかまったら手袋の親指にばっくり穴が開いていた。恥ずかしー。こんな補修不能なくらいの大穴が開いてたのに全然気づかなかったなんて。結構気に入ってた手袋だったのに、約三年の命だった。今年はこのテの不運・厄年ネタで一年持ちそうだな。

 あ、車の免許更新に行かなきゃ。忘れないようにここにメモ。


■ 2008.1.28   時間泥棒

 そういやTSUTAYAのカードの住所変更をしていなかったと思い出して変更届を郵送したら、何と宛先不明で戻ってきた。ハア? 何それ。カードが送付された時(確実にここ一年以内だ)についていた変更届に書いてあった住所に送ったのに。サイトで調べたらどうやら東京カードセンターが移転している模様。転送処理とかされないのか。ふざけてるー。

 ついこのあいだも某Y銀行に住所変更届を送ったら、二週間以上もしてから「旧住所が違います」という紙っぴら一枚と一緒に返送されてきたばかりだ。電話では住所変更を受け付けてくれない。セキュリティ大事なのはわかるけど、レスポンスに時間かかり過ぎだよ。

 ああもう金融機関とかかずり合うのはうんざり。銀行やカード会社でさえこうなんだから、そりゃ某庁なんかに何か期待できるわけがない。


■ 2008.1.27   薔薇色の日々

 次の定演のパート決定。前プロのセカンド、ドヴォルザークのチェロコンチェルトのトップ、悲愴降り。ドヴォルザーク獲得&チャイコ回避のダブルプレー成功。希望の曲に乗れると思うだけでこんなに練習が楽しくなるとはー。私の灰色の日々を返せー(笑)

 別方面から誕生日プレゼントに時計を貰った。BabyG。こういう機能一点張りのごつい時計欲しかったんだ。ありがとう。でも私、プレゼントには酒の次に時計貰うことが多いような。というか、これまでの人生で自分で時計を買ったことがない。買おうかなーと思っていると、誰かから貰ったりする。よほどルーズだと思われてるんだろうか……。


■ 2008.1.25   灰色の日々

 仕事のボリュームは多くないはずなのに、その一件一件が次々と何かに祟られたようにとんでもなく面倒くさいことになる今日この頃。やはり御祓い行っとくべきか。

 先週の土日は(って金曜になって書くことかと)妹その2がうちに来た。スウィーニー・トッドを観てからうちでだらだらと。冬季の我が家は誰かが来ると問答無用で鍋かおでんになるのだが、仕込む暇がなかったので鍋だと宣言したら、その2は元から鍋希望だった。翌日の朝食に卵とししゃもとどっちが良いか訊いたら、迷わずししゃもを選んだ。相変わらず食の好みが地味な子だ。

 お酒があまり好きでないというその2にヱビス・ブラックを飲ませてみたら、大学の飲み会で出るビールより全然飲みやすいとびっくりしていた。そうだろそうだろ、大学生のコンパで出るのは、おおかたア○ヒの超辛口なる、冷えてれば美味しいけど、ぬるくなるとすごいことになるアレだろ。私もアレでビール嫌いになったもんだ。この調子で仕込めば私程度の酒好きに……ならないかな。ビールが美味しくないからって日本酒を頼んでいた私だが、そういう選択肢は奴にはないらしい。

 そして雪は降ったけど、全然積もらなかったので秘かに期待していたような大混乱(電車軒並みストップとか路肩に乗り捨てられた大量の車とか転ぶ人続出で救急車パンクとか)は今年は何も起こらず、つまら(強制削除)

 でもって忘れてたけど、誕生日でした。ホッカイロ(グループリーダーから。安くて地味だけど結構嬉しい)とお酒(コンサート仲間から。かなり嬉しい)貰った。ありがとうございます。


■ 2008.1.16   泳いできてくれ

 今私は猛烈にたいやきが食べたい。


■ 2008.1.14   三連休

 はガタガタでした。初日は寝ているところを宅急便で8時半に叩き起こされ、寝起きパジャマ姿のままよれよれと応対し、午前中指定って9時から12時じゃないのかと罪のない配達員に文句を垂れ(実際8時から12時らしい。土曜の朝っぱらから仕事だというのに、寝起きパジャマ女に理不尽な文句垂れられて、配達員氏はさぞかし遣り切れない思いだったに違いない。ホントすまんかった)、寝直して目が覚めたら13時半。だらだらと食事・風呂を済ませ、夕方からもそもそと映画を観に行き、何となく料理をする気になれなくてサブウェイでサンドイッチを食べて夕食代わりにした。

 翌日は朝からオケの練習で一日練習場に缶詰。昼、夜と外食。

 今日もやはり宅急便に起こされ(9時半)、仕事のスケジュールがきついからちょっと出勤しようかと思ったけど、あまりの寒さに炬燵から出られなくなり、DVDなど観ながら家にある食材で一日ごろごろと食い繋いでいた。

 来週も仕事は考えただけでブルーになるイベントやスケジュールが満載。いいことないよなあ。そういえば人に指摘されたけど、今年本厄だったよ。聞いただけで不景気な情報をありがとう。

 冷蔵庫からまたもや発掘された柚子で冬至にやり損なった柚子湯三昧したのが唯一のささやかな幸せ。小さいなあ。泣ける。


■ 2008.1.6   おみくじのご利益

 昨日思い立って御岳山に登りに行ったら、できれば会いたくない知人と鉢合わせした。

 先日閉まっていると思って引き返した最寄り駅裏のスーパーが、実は去年末に閉店していたことを発見した。

 約8年愛用のマウスのジョグホイールが突然壊れた。

 等々力不動のおみくじが早速猛威を振るってくれている感。


■ 2008.1.4   明けました

 今年は道に迷わずに実家に帰り着けました。みかんと黒豆ときなこを持参し、餅と酒粕とティーバッグの紅茶を持ち帰った。是物々交換也。餅は父方の遠縁の家で搗いた生餅がごっそり届いたらしく強制配給。酒粕は実家で粕汁に使った残りの純米吟醸をもう使わないなどと勿体ないことを言う母からすかさず貰ってきた。さらに実家に帰ったら父までが生協ユーザーになっており、間違えて2パックセットを買ってしまったという紅茶の箱を一つ持たされた(同じ理由できなこ大袋一つを持参した私…)。

 ついたちには例年の如く映画に行くことが決まっており、二本立てでナショナル・トレジャー2と魍魎の匣を観る。どちらの映画も、私含め家族は誰一人シリーズ一作目を観ていない。ナショナル何とかは(どうでも)良いとして、魍魎における木場の扱いに憤慨する。あまりに憤慨したので風邪が悪化したが、しかし翌日は体育会系な家族にドライブに連行される。母は目的地に着いてから私が風邪っ引きであることを思い出した。私の精神的体育会系は紛れもなく母譲りだったと悟る。年明け早々微妙な自己発見。

 帰路はグリーン車でリッチに帰宅(単に切符が取れなかっただけ)、そのまま爆睡して本日昼過ぎに起床。洗濯機が満杯なので渋々新年初の洗濯をし、餅と粕汁で昼御飯を食べ、届いていた年賀状に返事を書いてようやく初詣に行く。等々力不動まで歩いて参拝し、おみくじで凶を引き当てる。大学受験のとき以来の出来事。曰く、水くさり 飛ぶ鳥落ちて 日はさみし それにも似たる わが身なるかな。えらく酷い内容が簡潔な字句で見事に表現されているのに感心し、携帯で記念撮影をして、おみくじ自体は境内の適当なところに結んでくる。何となく弱気になって不動さんのお守りを買い、商店街でコーヒーを飲んで一休み。tsutayaの前を通り、魍魎であまりに納得が行かなかった悔しさを思い出して姑獲鳥の夏を借りて帰る。さらに本屋を見つけてハイキングのガイドブックを買い、最寄り駅のスーパーに寄ったらまだ開店していなかったのですごすごと尻尾を巻き、別のコーヒー店で暖を取ってから帰宅。

 帰って粕汁の残りを食べながら姑獲鳥を鑑賞し、さらに納得の行かない気分を抱えて磯辺餅をやけ食いする。

 こうして書いてみてわかること。今年の正月は全然酒飲まなかった。






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