2008年3月〜6月の不定期日記 戻る 
不定期日記


■ 2008.6.30   完治

 出来ては長引き、治り切らないうちにまた別の場所に発生というもぐら叩き状態だった口内炎がようやく終息した。本番も迫っていることだし、もううっかり唇とか口の中とか噛んだりしないように気をつけなきゃな。完治の決め手はおそらく、サプリメントをチョコラBBからポポンSに替えたことだ。さすが総合ビタミン剤。しかし最近本当に口内炎の治りが悪い。サプリを投入しないと治らないってのも問題だ。原因は最近の不摂生とストレスとはわかり切っているんだが、これを何とかするには職場と家族を替えるしかない。むー…、出家とかしてみる?(とか?)


■ 2008.6.29   あれよあれよ

 のうちに首が回らないぞ。職場の同僚の産休が前倒しになって仕事量倍増だとか、オケの練習が佳境に入る頃なのに週末は雨ばかりで楽器の持ち運びが大変な上、全然鳴らなくてうんざりだとか、そうこうしているうちに家族に勝手に旅行の予定を入れられ、しかももう宿予約しちゃったとか言うのはまだ堪忍するとして、どう考えても不可能なコースプランを提示されて気を失いたくなったとかいろいろてんこ盛りですが、とりあえず生きてます。厄年ってこういうことかと(なんか違うような気もするが)噛み締める毎日でございます。

 今日の練習は実質ゲネプロで朝から一日吹きっぱなし。しかも私は全曲乗りで、トップ吹く曲の練習順が最後。もう集中力は切れ切れだし指は回らないし、音程だの音色だの、細かいところに気を回せる状態じゃなかったのですが、何故かオーボエトップの方に「バランスが良くなった」とお褒めの言葉をいただいた。ということは、いつもはうるさかったってことか。だって今日は疲れ果ててよれよれで大きな音は出せない状態だったし。がく。

 こーゆー次第ですんで、サイト移転作業はまたきっとデッドラインぎりぎりに突貫工事だな。てかぼやぼやしているうちに消されたらどうしよう。


■ 2008.6.15   友来たりて

 二日酔いではないものの若干酒が残った状態で練習に行くと、ただでさえ回らない指がさらに回らないなあ。いや楽しい酒でした。しかしどうも最近飲みに行く頻度が落ちているせいか、飲みのコントロールが悪くなってきている気がする。

 口内炎治りました。アルコール消毒が効いたか。


■ 2008.6.11   面倒な事

 ってどうして同時多発かつ畳み掛けるように連続するんだろうか。引越し先候補のサーバを申し込んでみたのに、何もお試しせずにお試し期間が終わってしまいそうだ。

 デパ地下で芹が投売りになっていたので買ってみた。これも食べるのは初めて。湯がいて納豆ぶっかけてまぜまぜ(いつもの黄金パターン)。水耕ものだけど独特の香りが強くていいな。歯ごたえが良いのも好み。和野菜って意外と食べたことないものが多いけど、西洋野菜より野草っぽい香りの強さがあって概ね好みに合うな。香りやあくがない野菜って、野菜自身の防御手段が毟り取られたみたいな感じがする。

 そしてまた口内炎が治らない。


■ 2008.6.4   立ち退き

 ぎょええええ。利用していたプロバイダ、営業終了ですって。安くて使いやすくて気に入ってたプロバイダだったのに。だから経営苦しくなったのだろうか。でもまだホームページにも告知載ってないけどなあ。(こちらには郵送の告知で届いた) 何にしても……あああ全部引越しかあ。面倒くさいなあ。気が滅入るなあ。この機会に一気に縮小するって手もあるなあ。フェードアウトするって手も……


■ 2008.5.31   例によって

 本番が近づいてきたので泡食ってリードを買いに行った。新規開拓したKAMOが素晴らしく良かったのだが、練習でもその感触が持続するかどうか。ちょっと前まで良いと思っていたベルクはいまいち息が入らなくて却下。息が余るようになったのは良い傾向かな。いつも頼りにしているベーネは2つしか残っていなかったうちの1本を確保。次にいつ入るかは未定だそうだ。

 帰りに、マークシティにたまたま出張出店していた桜みちでどら焼きを買って帰る。カラフルなアイスキャンデーにも魅かれたんだけど、肌寒かったので断念。どら焼きはずっしり詰まった中身にいろいろバリエーションがあって目移りしたけど、塩どらと宇治抹茶とモンブランを買って帰った。モンブランはその日遊びに来ていたモンブラン好きにあげて、私は宇治抹茶を食べた。しっかりボリュームがありながらしつこくない餡が美味しい。

 最寄り駅付近に新しく出来た居酒屋を偵察に行ってきたのだが、これが大当たり。そもそも外に出ているメニューの日本酒の欄に緑川がリストされていた(それも600円程度で!)時点でこれは期待が持てると思っていたのだが、とにかく値段設定がこの界隈では有り得ないようなリーズナブルさ。ほとんどの食べ物メニューが500円台までで、量も普通に二人くらいで摘める量がやってくる。どれも丁寧に作ってあってとても美味しい。惜しむらくは厨房のキャパが小さいようで、お客さんが増えてくると(それでなくても20名くらいで満席になるような小さな店なんだが)料理が出てくるのに時間がかかるところだ。開店したばかりだし、これは慣れてくれば解消する問題かな。近場に行きつけが出来そうで嬉しい。


■ 2008.5.30   遁走者

 職場で前々から挙動が不審だった人物が最近立て続けに問題を起こし、挙句の果てに一切の責任を放棄して夜逃げするように退職した。問題は、その人物をうちの職場のトップが庇っているということだ。真面目にやっている人間をとことん馬鹿にした話である。もうこの職場も長くないなと心底思う。ただ、今すぐにどこかに転職しようという気にはならない。父一人の実家廃屋化問題、母と祖母宅の介護問題、我が家の主席問題と、それぞれ別個の地方で問題が同時多発しており、いつそのいずれかに対して緊急出動を要請されてもおかしくない状況で、はっきり言って身の振り方がさっぱり定まらないからだ。親族というのはその存在そのものが無言のうちに構成員に負担を強いるものだ。私は、自分より後の世代の誰かに負担を強いることなく、正負を問わず何の遺産も残さず、煙のように消えてなくなりたいものだと思う。


■ 2008.5.21   下げ止まり

 ならぬ下り止まり。胃部レントゲン、所謂バリウム検査の後の下剤の効果が夜になってようやく沈静化。最近腹具合が比較的順調なせいか、下剤の効きがめざましい。普段は全く想像できない下りやすい体質の方の気持ちがよくわかりました。これはこれで大変。健診の結果は概ね問題なし。コレステロール値とγ-GTPが下がり、矯正視力も下がり、体重と中性脂肪が微増、体脂肪率は変わらずだった。意外。最近結構太ったと思ったんだけどな。うちには体重計がないので服の着心地で判断するのだが、ということは体形が変わったのか。


■ 2008.5.18   おじゃまむし

 夜にふと居間の床を黒い影が横切ったので、すわ黒くててかてかしてすばしこくて事によると飛んで来たりする人類が滅亡しても生き延びるんじゃないかと言われている憎きアイツかと思ったら、体長5cmもない小さなとかげでした。とりあえず新聞紙で拾って外に出しましたけど、どこから入ったんだろうなあ。


■ 2008.5.17   労働

 久々の良い天気だったので、これまでさぼっていた家事をやっつけ。風呂に入るついでに風呂を丸洗いし、トイレ掃除をし、部屋じゅうにクイックルワイパーを掛け、溜まっていた洗濯をして、布団も干した。

 これから野球観に行ってきます。今日はビール日和だな。ドームだけどな。

 日付が変わる頃に帰ってきました。ゲームは延長戦の末、広島の逆転勝ち。延長戦でホームランとヒットを飛ばし、3点取って逆転。野球音痴にも面白いゲームだった。しかし巨人ファンて負けが込み始めると皆帰るのね。延長に入って3点取られたところから巨人側攻撃でアウトが出るたびに、潮が引くように皆帰っていく。せっかく野球場まで来て、最後まで見ないで後の展開が気にならないのかしらん。それとも自チームが負けるところを見たくないんだろうか。

 で、雨降ってるんですけど。洗濯物どうしてくれるー。


■ 2008.5.16   なんかね

 仕事があんまり楽しくないっていうかはっきり憂鬱なんだけど、愚痴を言うことすら面倒臭くなっている今日このごろ。共同作業する人とスピード感が合わないっていうのはストレス溜まるな。

 先日、時々巡回しているブログを覗いたら、「無事出産しました!」の記事とともに、生まれたての赤ちゃんの写真が載せられていた。それも一部分とか後ろ姿とかじゃなく、丸裸で乳児用体重計に乗せられている正面からの全身像。ちょっと……というかかなり引きました。そのサイトは料理記録がメインの日記で、ちょくちょくレシピを参考にさせてもらっていたし、妊娠して出産を控えていることも書いてあったので知ってはいたんだけど。

 何が気になるって、その子供が大きくなってから、自分の生まれたての赤ん坊のときの写真がインターネットに公開されていたことを知ったら、どう思うだろうってことだ。私がその子だったら、猛烈に嫌だ。そのブログの主は自分の写真だってブログには公開していないし、夫や友人たちとの交友の話題であっても、掲載する写真には慎重に人物が識別可能に写り込まないように配慮しているように見受けられるのに。自分の子供にはそういう気遣いはないんだろうか。自分の会心の出来の料理やお気に入りの物などと同列に、自分の子供の写真は並べてしまう。このブログの主に限らず、まるで自分のペットか所有物か、お気に入りのアクセサリーのように子供を扱う母親をよく見かける気がする。それがあからさまか否かなだけで、世の母親には良かれ悪かれこういう面があるような気がして、ちょっと嫌な気分になった。


■ 2008.5.12   寒い

 最高気温15度て。この季節に至って炬燵を片付けたことを真剣に後悔する日が来るとは思わなんだ。せっかく復活したマーガレットもこのところの長雨と寒さにまたへたり気味だよ。生きろ…そなたは美しい…(@アシタカ)

 昨日はオケの練習。悲愴は降りられると思ってたら1アシで乗ることに。結局私だけ全乗りじゃんー。一番体力ない人に…ヒドス……。しかも悲愴って、1stのf以上の部分だけ吹いても結構な分量だったりする。大体さ、ダイナミクスレンジがppppppからffffまでって、どゆこと? つくづく躁鬱な曲だ。


■ 2008.5.10   尾籠な話ですが

 二日酔い以降、すごい勢いで便○が解消している。身体が一生懸命毒素を排出しようとしているのか。月に一回べろべろに酔っ払うとかやればデトックス代わりになったりして。


■ 2008.5.9   猿でもできる

 昨日は前職の友人と突発飲み会で羽目を外し過ぎ、今日は久々のひどい二日酔いだった。昼くらいまで気持ち悪かった。二日酔いになると全身全霊、心の底から反省モードになりますよね。飲み過ぎたのは完全な自業自得ですもんね。でも咽喉元過ぎればですけどね。


■ 2008.4.30   駅に着いてから

 定期を忘れたことに気づいた。悔しいので帰りは新宿から渋谷まで歩いた。意外と時間かかったなー。たらたらとのんびり歩いていたせいもあるけど、40分くらいかかった。

 本日のトータル徒歩時間1.5時間。我ながらちょっとアホかと思わないでもない。


■ 2008.4.27   気がついたら

 4月が終わろうとしている。GW中はちょこちょこと用事が入っていて、まとまった日数どこかに出掛けるわけにもいかない。間の休日はきっとごろごろして終わるんだろうな。ああ連休が勿体無い。

 ひょんなことで泡銭が入ったので、憂さ晴らしに駅近の適当な居酒屋に食べ飲みに行き、ここが大当たり。初鰹叩き、のれそれの刺身、鮎の一夜干し、ほたるいかのなめろうなど珍しい魚系メニューがいっぱいで、うはうはとビールから日本酒へ移行。阿部勘のにごり酒はすっきり系だけどほんのりと甘く美味しい。あまり酒が飲めない連れもメニュー1ページ分を占める梅酒リストに気をよくして黒糖梅酒なぞ頼む。最後に「ちょっと足りないね」と頼んだいろいろ魚の中落ち焼きが大皿に山盛りでやってきて大喜びの我々。手掴みで骨をしゃぶり、残骸が皿に山盛りになるという、都会の居酒屋にあるまじき野蛮人な食いっぷり晒した私たちであった。後で会計をしたら呆れたことに頼んだ料理数は13品。アホ過ぎます。でも料理が美味しくて酒の揃いも良くて良い店だった。

 しかし考えてみると私と今回の同行者は食べる量がおかしい人々で、私は一人暮らしのくせに食材(特に野菜)の購入がキロ単位、連れは家族4人でメニューがカレーだと御飯が6合で足りず、麻婆豆腐に豆腐を5丁使うという家で育っている(ひそかに相撲部屋と呼んでいる)。連れがあまり酒を飲まないから私も食いに傾いてしまう故、上の結果は成るべくして成ったものであるか。嗚呼(慨嘆)。

 前回と今回の日記の間にパソコンがピットインし、ディスク交換されて帰ってきた。修理代5万円弱也。バックアップ取っててほんとに良かったよ。

 昨日炬燵を片付けた。


■ 2008.4.1   気がついたら

 年度末が終わっていた。あーれー。でも今年は年度末よりも4月から5月に掛けてが無茶苦茶なスケジュールになってるんだよなあ。

 先週末(最近この書き出し多いな…)の土曜日、うちから歩いて行ける多摩川の河川敷にプチ花見に行きました。ビール持って、お惣菜屋さんでコロッケだの菜の花芥子和えだの蕗の当座煮だの買い込んで。少々肌寒かったけど、満開まであと一歩という桜の木のほぼ真下で絶好のロケーション。久々に外で飲むビールは美味かった。

 ところでうちは、定年後に再就職してくる人がやたらと多い職場である。おかげで年齢構成思いっきり逆三角形という、日本の近未来の縮図みたいなイヤな様相を示しているのだが、今年もまた再就職の方が一人来た。皆さん大手企業で定年まで勤め上げ、さらにうちに再就職し、フルタイムで働くのだ。まあこれぶっちゃけ半天下りみたいな流れだし、色々思うところはあるけれど、こういう方々の勤労意欲にはつくづく感心する。私なんか定年まで働き続けてそれなりに財産形成出来てたら、もう働く気なんかさらさら起きないもんなー。

 しばらくの間、昔取ったというか昔捨てたはずの杵柄をまた握る羽目になった。のらりくらりと受け流していたのだが、ついに巻き込まれることが正式に決定。現状分析とか要求定義とか、もう二度と見ることはないと思ったはずの単語が乱れ飛ぶ毎日が再び。やるべきことはありすぎてハイなのに、そこはかとなく鬱々とした気分も底流するというよくわからない精神状態で、コントロールに疲れる。

 なんかまだ書くことを忘れている気がする……と思ったら思い出した。先週また仕事を放り出し…じゃなくて見切りをつけ…もどうも聞こえが悪いから一旦片付けて(本当に机の上を片付けただけだったりして)都響のコンサート行ってきたんだった。そのうち暴走列車のほうに。


■ 2008.3.27   困った

 先週末洗濯できなかったから……靴下が切れた。今履いてるの無地だしひっくり返して履いてもわから……とか言ってる間に洗濯すれ。


■ 2008.3.24   スープ漬け

 毎年三月四月はテンション下がる。自分のせいじゃなくどうしようもなく忙しいのがものすごくイヤ(好きな人はいないか)なところに転出転入の季節が重なり、あああ私もどっかに異動したいなあっていうか職場ごと異動したいなあでも特にやりたいことってないしなあむしろ何もやりたくないってか働きたくないから鬱ってるんじゃないか私は外はあったかくなってきたしお天気もいいのに今年も花見はなしか滅入るよなあああ仕事進まない……という負のスパイラルにどっぷり嵌まり込む。単に春は怠惰になるってだけなのかなあ。

 気を取り直して。先週の週末に大宮の鉄道博物館に行ってきた。いやーここ楽しいですね。元々操車場だったところに蔽いを被せたみたいな造りで、蒸気機関車から新幹線に至るまでの列車の実物がそこかしこにでーんと置いてある。鉄な方々には堪らんでしょう。実際そのように見受けられる方々が沢山いらっしゃいました。それでなくても誰も彼もが写真を撮っている。博物館としての設計もすごく良いと思う。とにかく広くて、相当な人数の家族連れが入場して子供も走り回っているのに、人ごみのストレスを感じないのがいい。それだけの広さでも回っていて疲れないのは、あちこちに座るところがあるおかげ。開放されている列車の中のシートにも座れるし、ホームのベンチが置いてあったりする。さらに館内で駅弁を売っていて、いくつかの展示列車が車内飲食可になっている。お昼時には車内はもう行楽列車状態。また是非リピートしたい博物館です。


■ 2008.3.13   油断大敵

 毎日毎日八朔やら伊予柑やらで爪を剥がしそうになっている今日この頃。なのに何だか咽喉が痛い。こんなにビタミンC取ってるのに! やっぱ自分的メイン行事(秋田とか山形とか)が終わったから気が抜けたのか。

 で、大分遅くなりましたが、こないだの木金土と行って来た山形蔵王。蔵王温泉スキー場と言うべきですか。感動的なまでの雪質とゲレンデの広さ、コースの多彩さに浮かれまくって全コース制覇。結果は向こう脛の鈍痛と肩から背筋にかけての筋肉痛。靴が当たったせいでの向こう脛はともかく、何故肩が痛いかというと、歩くスキーしまくったから。そう、ゲレンデがむちゃくちゃ広いんですよ。コースガイドがないと迷うくらいに。当然ゲレンデからゲレンデに渡る間の距離が長いんです。その上、方向音痴二人がうろうろと止まっては地図を確認、違う方向に行きかけては軌道修正という無駄な動きを繰り返した結果、明らかに滑降よりもスケーティングで疲れ果てたというわけ。アホだ。いや今回でコースは頭に入ったから、次回はダイジョーブなはず!(いや多分次回行ったときにはもう忘れてるよ)

 基本的に天気は良かったのですが、それまで綺麗に晴れていたのが昼13時過ぎくらいから急に曇り……というか靄がかかり始め、視界が全く利かなくなる現象にはびっくりした。コースを滑っていたらあれよあれよの間にあたりが白濁していって視界が失われ、3メートル先くらいまでしか見えなくなるのだ。まさにホワイトアウト。北海道育ちの私でもこんな状態は初めて。コースなんか全然わからない。雪山で遭難するときってこういうときなんだなと思いつつ、「どこー!」「こっちこっちー!」と叫び合ってツレと所在確認し合いつつ、リフトのぴこーんぴこーんという音を頼りにほうほうの体でコースを抜け、ロッジに避難してしばらく暖まっていると、1時間くらいで「さっきのアレ何だったの」な勢いで、みるみるうちに晴れていく。雲が払われて青い空が覗き、雪は眩しいくらい白いし、コースから見下ろす麓の景色は陽の光でふわっと明るく、輪郭がきらきら輝いている。あとで聞くとこれ、蔵王特有の天気らしく、靄った後の嘘みたいな快晴を「馬鹿っ晴れ」と言うそうです。知らないで魔の時間帯に外をうろうろしたおかげで、国内スキー場で「すわ遭難」な目に遭ってしまったよ。この体験は強烈すぎて、いかに鶏頭な私でも次回までに絶対忘れないな。

 蔵王は温泉も硫黄臭が強くて強烈に身体が温まる。散歩してて見つけた下湯共同浴場の注意書きには、「温泉の湯は強酸性なので、濡れたままのタオルなどを着物にかけますとそのうち切れます」みたいなことが書いてあった。そんな温泉に人間が入ってよいのだろうか……。とにかく、ネタは尽きないスキー&温泉でした。また行きたいな。てか私的には本州でスキー場行くならここに決まり。


■ 2008.3.4   文学賞

 芥川賞が『乳と卵』で、直木賞が『私の男』、それにニュース記事にあった授賞式での著者二人の写真(どっちも気合い入りまくりだなあ)を見て、今回は良くも悪くもおんなおんなしたカラーだなあと思った。マッチョ代表・石原慎太郎は苦虫噛み潰してるんじゃないか。久々に読んでみようかと思う受賞作なのだが、新刊やベストセラーにはどうにも食指が動かないわたくし。図書館の長蛇の列に予約待ちを入れたので、放っておいてもほとぼりが冷め切った頃読めると思います。本も鍋止め(を行き過ぎて発酵?)してから読むようになっちゃったよ。


■ 2008.3.2   久々に

 家庭内任務発生。というか騙し討ちみたいに同席させられ、「大人の対応」を要求されたのだが、「大人の対応」って何? 本人からは何の釈明もなく「お久し振りです」の一言でスルー。ものすごく釈然としないまま義務的に同行。精神的に疲れ果てた。後から思えば同席を伝えられた時点で、話が違うとボイコットすれば良かったのだ。家族をつけあがらせると碌なことがないと改めて思い知らされたよ。全く舐められたもんだ。後から後から腹立ってきたな。






戻る