最近流行りのヒーリング音楽、まさか自分が手を出すとは思いませんでしたが……これはいいです。ほんとに落ち着きます。イギリスで実験的に編成された少年合唱団の演奏。パッヘルベルのカノンをベースにした『サンクトゥスⅡ』やTVサントラで有名になった『サルヴァ・メ』など、いや話題になるだけのことはありました。
■Yo-yo Ma 『Soul of the Tango』 / Sony Classical
これは有名になりましたね。ヨーヨー・マのピアソラ。サントリーのCMで有名になった『Libertango』など。一時期、CDが擦り切れるんじゃないかというくらい、かけっぱなしにしていました。家族から苦情が出たほど。ほんとに何を弾いても素晴らしい人です。実は一番のお気に入りは『現実との３分間』。スピード感溢れるピアノとのセッションがスリリングな演奏です。
■Sergio & Odair Assad 『Play Piazzolla』 / Nonesuch
兄弟のギタリスト。ピアソラのタンゴです。それにしてもギターって、本当に表現力のある楽器ですね。音量の出ない楽器ならではの、抑えたセクシーさがあります。この二人の音、どこかで聴いたことがあると思っていたら、先に紹介したヨーヨー･マの『Soul of the Tango』にも参加していました。
■岡城千歳 『坂本龍一ピアノワークス２』 / ProPiano
教授の代表作を岡城さんがピアノで斬る斬る。滑舌のよいピアノが心地よい。『戦場のメリークリスマス』から『ラストエンペラー』まで。ピアノ一台なのに、映画のスクリーンが迫ってくるようなインパクトがあります。
■葉加瀬太郎 『情熱大陸～葉加瀬太郎SELECTION～』 / SonyRecords
『情熱大陸』は真面目に見ていなかったんだが、サントラがいいなあと思っていたのでした。元ちとせはここで知りました。夏になるとこういう風に煽られるような音を聞きたくなる。