2003年5月の不定期日記 
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不定期日記



■ 2003.5.31   理想の姿

 会社で受けた健康診断の結果が返ってきて、とりあえずは健康状態に太鼓判を押されてしまいました。基準値をはみだしていたのは血液系の白血球数のみ。まあ風邪の治りかけだったし、というところでしょうか。去年は仕事の都合で受けられず、その前の年は前日に盛大な飲み会をセッティングされたせいか、惨憺たる結果でした。ということは、飲んでいなければOKってことなのか。そんな殺生な。などと会社のチームメンバーと話していたら、唐突におはらしょうすけさんの歌の話になってしまいました。いやなんでそんな話の流れになったのか今もって謎なんですけど。ご存知ありません? 私も「おはらしょうすけさん」の漢字がわからないくらいに、うろ覚えなんですが。

 おーはーらしょうすけさん
 なーんで身上つーぶした
 朝寝朝酒朝湯が大好きで
 そーれで身上つーぶした
 あーもっともだー、もっともだー


 ……あやしいことに、チームメンバー全員が、このあやしい歌を知ってました。多少のバリエーションの違いはあっても、似たような歌詞で、最後まで歌えるところがあやしい。しかも怖いところが、全員が全員、どこでこの歌覚えたのかさっぱり記憶にないところ。てゆうか、今回のチームメンバーは右も左も酒飲みばかりです。


■ 2003.5.27   シャッフル

 昨日の地震は凄かったですね。
 その時間、まだ会社にいたんですが、一応は高層ビルなもので、揺れが倍増しで気持ち悪かったです。なんだか遠心分離機にかけられたような揺れ方だった。咄嗟に阪神淡路の震災を思い出しました。あのときはまだ実家にいたけど、そこもかなり揺れて、花瓶が一個棚から落ちて割れた。祖母宅がもろに大阪だったのですぐに電話したら、もう電話線がパンクしていた。こういうとき、肉親が災害直下の地域にいないのであれば、じっとして黙ってテレビをつけるのが吉です。無闇にあちこちすぐに連絡を取ろうとするのは、本当に連絡を取りたい人にとって迷惑ってものです。もっともNTTのほうですぐに規制かけるそうですけどね。

 昨日からなんだか胃の調子が悪くて憂鬱です。ずっと胃もたれがしているような不快感。胃が動いていないのが良く分かる。昨日は夜中の3時ごろに、晩御飯をほぼそっくり吐いてしまった。生活リズムも昨年度末から大分改善しているはずなんだけどなあ。最近飲んでないし。というとびっくりされますが。およ、飲んでないのがいけないのか。アルコール消毒が必要かしら(笑)

 こういう体調で知人から借りたチャイコフスキーの交響曲5番のCDなんか聞いていると、重低音が胃腸に響いてぞくぞくします。コントラバスの弓で擦られているような感じ。マゾですか私は。


■ 2003.5.24   ひとまず

 復活。

 ダンボールだらけで足の踏み場がありません。だなんて引越し前を同じことを抜かしてますが、前より広いところに越したおかげで家具が全然揃っておらず、箱を開けても収納できないのでした。この調子では完全に片付くまでに半年くらいかかりそうだな……

 本日やっと電話が開通。ちょっと手違いがあって、5日間ほど完全に不通の時期がありました。
 今回痛感したのが、引越し自体は全然手間じゃないのに、住所変更に関わる諸手続きが無茶苦茶面倒臭いということ。役所だの会社だの金融機関だの。住む所が変わったというだけのことを、これだけあちこちに連絡しなければならないとは。いくら人は一人では生きられないとは言っても、絡まる糸が多すぎる。まだ何一つ運び入れていない、電話も開通していないがらんとした部屋で、床に寝転がって荷物が来るのを待っていたときの、妙に解放された気分。あのときの奇妙に安らいだ心境は、しばらく忘れられない。


■ 2003.5.5   CIDER

 何だかよくわからないものの、緑のボトルとウッドペッカーの絵がついた赤いラベルが可愛くてつい買ってしまったCIDER(シードル)ですが、飲んでみたら林檎酒でした。林檎でワインをつくったような感じで、すっきりしておいしい。あまりに暑かったので、昼間からそんなものを飲みつつ、荷造りしてたんですが、壜から直接はまずかったでしょうか。調べてたら、ワインがわりに食前酒にどうぞなんて、あちこちに書かれていたもので。ひょっとして、ハーフボトルのワインをラッパ飲みするに等しい行為だったのか……

 苦悩と諸悪の根源である本と雑誌類をひとまず置いておいて、CDに着手。そういえば、今度の演奏会は夏なのに、ムソルグスキー特集。『禿山の一夜』に『展覧会の絵』という、また暑苦しいことこの上ない選曲に落ち着きそうで、しかも『禿山』のトップが回ってきそう。(『展覧会』は譲り合い(笑)の結果、2ndに。練習時間がろくに取れそうもない身に、あのきついソロオンパレードは心臓に悪い…)

 『禿山の一夜』の一般的に聞かれているバージョンは、実はリムスキー・コルサコフの編曲版なんですが、CDを整理していたら、ムソルグスキーの原曲版が出てきました。持っていることすら忘れていたので、曲もほとんど初見で聴いてみたら、これがまた恐ろしく混沌としている。唐突にはじまって、唐突に終わる。あんまり強弱のメリハリはなくて、一晩中、酒池肉林の乱痴気騒ぎといった感じです。あんなに野蛮だと思っていたリムスキー・コルサコフ版が、実に整理整頓されて聞こえるくらいです。同じように『展覧会の絵』のオケバージョンも、有名なトランペットのソロから入るあれはラヴェル編で、ムソルグスキー自身のオケ版は、冒頭のプロムナードが弦奏らしいです。私は聞いたことないんですが、ちょっと面白そうだからいずれ探してみよう。しかし、こうやって編曲者に整理整頓されて有名になるような曲ばかり書いているあたり、なんだか同類項として親近感湧きます、ムソルグスキー。きっと部屋も散らかっていたんだろうな。<勝手に。失礼千万。

処分品リスト更新。


■ 2003.5.4   身辺整理

 ああもうこんな時間……(02:44)
 なのに部屋の中はダンボールだらけで足の踏み場はおろか、寝る場所すら危うい引っくり返りよう。腰が抜けそうなダンボールを5つくらい生産したところで、疲れ果てて息抜きにココの更新してたりします。完全なネット落ちはもう少し先なんですが、こんな状態ですのでサイトの方のメンテナンスはしばらく停止いたします。え。最近ほとんど停止しているじゃないかとおっしゃるか。いやもう返す言葉もございません。やる気はあるんです。本当です。<どっかで聞いたような言い訳…(笑) メールのお返事も少々遅れます。申し訳ありません。

 ものを捨てるのは苦しい反面、快感でもありーの。というわけで、処分品リスト更新。雑誌類については、あとふた山、『ナショナルジオグラフィック』と『ニコリ』。これは正念場です。世紀の決断です。ううう、私には決められない…<甲斐性なしの旦那の台詞のよう(笑) しかしよくぞここまで溜めたよ私。自分で自分に呆れ返る身辺整理の日々。

 今日やっと『二つの塔』観てきました。今回は予習が追いつかず。予備知識なしに観ることになりましたが、それはともかく、まずは申し上げねばなるまい。お帰りなさい、ガンダルフ!!! これ以上はネタバレになるかと思いますので自粛します。(これだけでも十分ネタバレか……) 戦闘シーン、迫力でした。アラゴルン、惚れ直しました。メリーとピピン、よくがんばりました。私もがんばって原作読みます。そんな私が帰って一番にしたことと言えば、『ロード・オブ・ザ・リング』公式サイトから壁紙ダウンロードの嵐。これだけはネット落ち前に絶対に入手しておこうと思いまして。馬鹿です。もっと他にすることがあるだろう。

 それにしても、映画館に行くと、コーラが飲みたくなるのはなぜだろう。






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