2004年11月の不定期日記 戻る 
不定期日記

■ 2004.11.30    林檎

 が美味い季節になりましたね。王林を買ってきました。美味い美味い。サンダルフォーのカシスジャムがなくなったので、こちらも林檎ジャムを開封。林檎づくし。カシスジャムは確かにベリー系の味なんだけど、ブルーベリーとかラズベリーよりもあまり印象に残らない味だ。ベリー系にしちゃ癖がないのかな。だからジュースとかシロップなどにするのが向いているのかも。ブルーベリージュースとか、ちょっとイヤだもんね。

 晩御飯のキャベツ入りお粥に花ちりめん(削り節と昆布の佃煮)を入れたら、お粥がまっ茶色に。母が送ってきてくれたなかなかにお高い佃煮なので、味はとても良いんですが、見た目がー。まるでカレーだ。でも味は濃厚鰹出汁(笑) お粥はお手軽に出来て身体もあったまるし、少量で満腹になるし土鍋なので後片付けも楽だし、良いですね。これからしばらく晩御飯はお粥にしようかな。母が送ってきてくれた各種佃煮パックがかなり大量にあるので、味のバリエーションにもしばらく困らないし。ダイエットもできそうだ。

 部屋の蛍光灯、2本目が瀕死です。断末魔の点滅を繰り返してます。4本のうち2本死ぬとさすがに暗い。1本目のときは面倒で切れたまま放っておいてたけど、覚悟を決めて交換せねば。……と思ったけど、大掃除のときにまとめてやろうかな。(悪魔の囁き)

 おでんアンケート、牛スジと鶏肉が一進一退を繰り返していて面白いです。「上記以外」って何だろう。すごい気になります。


■ 2004.11.29    遠方より

 友来りて語りダベる。ええと昨日のことですが。お仕事でお疲れのところありがとうありがとう。しかしあんな濃いオタトークができるとは。いろいろ凝縮された数時間でした。エネルギー充填。

 『マルタの鷹』 ダシール・ハメット/村上啓夫(創元推理文庫)読了。
 ハードボイルドの古典。これまでなんとなく敬遠してきたこのジャンルですが、店頭でぱらぱらと流し読みしたら読めそうだったので買ってみた。話は面白くてどんどん読み進むんだけど、登場人物の誰一人として共感はできない理由がわかりました。これって男のドリーム小説ですね。トラブルつきで転がり込んでくる美女やら「きみは全く天使だよ」の一言で言いなりになる美人秘書やらは、おそらく男性諸君にはウハウハな設定でしょうが、私にはさっぱり嬉しくないっす。しかも主人公のサム・スペードの外見、身の丈六フィートからある大男だが、両肩が盛り上がるようにまるまると肥え、厚さが幅ほどもあるので、全体のかっこうがまるで円錐形をさかさにしたように見え…(後略) ……ミスター・インクレディブルを連想した私はハードボイルダー失格ですか……。ただ、どうにも古臭いマッチョ感漂うのを割り引いたとしても、きびきびした文章や、場面展開の鮮やかさ、心理描写を徹底的に排除して主人公の行動からのみ描写する文体は、今でこそハードボイルドの基本かもしれないけど、当時は画期的だったろうと思います。いろいろ突っ込みながらも、最後まで勢いを削がれずに読めたのは凄いね。つーことで、時代も変わったことですし、今度は女のドリームハードボイルド小説ってどうですか? ヒールの踵でいくら踏みつけても慕ってくる僕を顎でパシらせつつ、セクハラ親父を蹴散らし、大都会で銃をぶっぱなし、高層ビル街を惜しげもなくぶっ壊し……って、そのまんま田中芳樹の『薬師寺涼子シリーズ』ではないか。そうか、だからあれ読んだときは説教くささが気にならなかったんだ。現金なもんですね。

 本日のおでん
 アジアンフォー風おでん。って何のことはない、出汁をフォーの素にしただけです。大根と手羽元とはんぺんと蒟蒻と糸蒟蒻。水を多めにして、フォーの素(ガーリックエールとオニオンチップ入り)で大根と鶏を煮込み、火が通った時点で、別茹でした麺に汁だけかけてフォーとして腹ごなし。その後はんぺんと蒟蒻と糸蒟蒻を投入。せっかく出汁がフォー風なので、あまり味の強い練り物は避けました。美味い美味い。すっかりおでんに鶏を入れるのにハマってます。しかしだんだん自分が作っているのがおでんなのかどうかわからなくなってきた。練り物が入ってなければアジアン鶏大根です。


■ 2004.11.27    世界のジャイアン

 ウクライナ大統領選の是否はともかくとして、
 http://www.asahi.com/international/update/1125/002.html
 お前が言うな。ちょっと試しにGoogleで「アメリカ大統領選」「選挙疑惑」「不正」「妨害」あたりのキーワードを打ち込んで検索してご覧って。こういうのって見てるこっちが恥かしくなってくるよ。あと二言目には「制裁」も聞き飽きました。それにしてもこの記事のパウエル国務長官の写真は計算し尽くされてますね。アングル、ポーズ、背景まで、絶妙な構成だ。ホワイトハウスのお歴々は皆スターウォーズの見すぎじゃないか?

 ここの記事が秀逸。
 http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2004/11/post_11.html
 まだ数え終わってなかったとは恐れ入るね。一昔前の社会主義国も真っ青のサボタージュっぷりだ。


■ 2004.11.25    ご一緒にポテトはいかがですか

 郵便局に振込みに行ったら、窓口で「年賀状はもうお買い求めですか?」ときた。変われば変わるもんだねー。まさか郵便局でポテトを薦められるとは。まあ客商売の基本を押さえるのはいいことです。感心して思わず買っちゃったよ年賀状。

 手羽元が安かったのでストック買いして一部を晩御飯に。南瓜と鶏の煮物。南瓜はほんと火の通りが早いから、あっと言う間に出来上がって楽ちん。今年はあんまり寒くないかわりに湿気が酷いので、料理のときは窓を開けて換気しまくりです。こんな季節に窓開けるなんて、寒がりの私にあるまじき行動だ。あ、料理酒がなくなった。減りが早すぎる。酒だけ……。

 『砂漠の思想』 安部公房(講談社文芸文庫)読了。
 すごく面白くて通勤で毎日読んでた。安部公房のエッセイ集。映画評が多かったのが意外。巻末についている年表を見ると、安部公房って戯曲やドラマの脚本もたくさん手がけてたんですね。『砂の女』とか『箱男』とかの小説のイメージが強かったのでこれまた意外。でも一昔前の作家って小説も戯曲も書く人が多いですよね。三島もそうだし。最近はそういう人あんまりいないような。安部公房は元医学生なんですね。それで納得がいった。安部公房の文章は明らかに理系の人の文章だと思う。そう単純に理系とか文系ってタイプ分けできないとは思うけど、思考回路のありようにはやっぱり大きく二種類、感覚に依存する人と定量的な人がいると思う。直感型と詰め将棋型というか。この人は明らかに後者だと思う。安部公房の妙に冷静で客観的な筆致は、まるで解剖か精神分析でも見ているような気分になってくる。しかも表現の仕方に感覚に頼る部分が少ないから、とてもわかりやすいのだ。蓮實重彦ではイマイチ具体性に欠けたブニュエル論がめちゃくちゃ明解に飲み込める。『ヘビについて1〜3』はまさに精神分析そのもの。その他特に面白かったのはセックスの取扱いに関する『被告席から』、毒にも薬にもならない映画を批判する『バラを摘みとれ』。『殺人が悪なのではない』には長年のもやもやが至極すっきりしました。ちょっと物議をかもしそうなタイトルだけど、これ読んだらほとんどの人がすごく納得すると思う。

今日くらい、その毒にも薬にもならないことが有害であり、そうしたものにむきにならないことが、共犯者的性格をおびてくる時代はないように思うのだ。 (『バラを摘みとれ』)


■ 2004.11.24    ストラヴィンスキー

 ちょっと前の話題だけど、コンセルトヘボウ管の『ペトルーシュカ』に何故に割と期待していたかというと、うちにはリッカルド・シャイー指揮コンセルトヘボウ管の『ペトルーシュカ』&『プルチネルラ』全曲というストラヴィンスキーバレエ音楽カップリングのCDがあって、かつて我が家のへヴィーローテーションの座に君臨していたからだ。これはもう、目の覚めるようにノリの良い演奏。『ペトルーシュカ』冒頭のフルートなんかすっごいですよ。極彩色。今にも鳥でも飛んで出て来そう(って聞いたことない人にはイメージできないかもしれないけど、ほんとこんな感じ)。実際このCDで私はストラヴィンスキーに開眼したんである。

 ストラヴィンスキーは『春祭』より『火の鳥』より、実は『プルチネルラ』が一番好きです。ストラヴィンスキーと言うとバリバリの近代曲のイメージがあるけど、その中で『プルチネルラ』は新古典派なんて言われている。聞くと、一瞬あれっと思うほど正統派、古典っぽく聞こえる。でもあくまで「一瞬」、「っぽく」。相方である世紀の演出家ディアギレフの発案で、ペルゴレージなどのイタリア・スペインの作曲家の未発表の原曲をアレンジするという体裁で、いわば古典ぶりっこのストラヴィンスキー。あくまでもぶりっこなので、要所要所にストラヴィンスキーらしいキレたノリの良さやパンクな近代曲っぷりが見え隠れする。オケ編成はごく小編成で、合奏しててもほぼ全部の楽器が聞こえる上、ほぼ全部の楽器にソロがあり、歌まで入っててもう万華鏡的楽しさ。そして、これは知るひとぞ知る、生きてて良かったと思うくらいファゴットが効果的に大活躍する曲です。この曲に私はファゴットって楽器の真骨頂を見ましたね。ロシアの作曲家ってほんとにファゴットの使い方が上手いと思う。その代わり半端じゃなく酷使されるけど。それを抜きにしても、文句なしに全編楽しい曲なので全面的にリコメンドする次第です。

 ちなみにうちにはこの曲のCDが上のシャイー&コンセルトヘボウ盤を入れて3枚ある。ラフマニノフのピアコンの次に重複買いの多い曲だったり。あとの2枚はヘルベルト・ケーゲル&ドレスデンフィルハーモニーと、小澤征爾&水戸管弦楽団。こっちは2枚とも1949年版という組曲版。ケーゲル&ドレスデンフィルはテンポ速めで重たくはないけど、ちょっとざらついた感じの渋い弦がしっかり利いてるドイツっぽい音、小澤&水戸管はゆっくりめテンポでのほほんと気楽な感じ。どちらもそれぞれに好きだけど、管楽器が前面に出てきて、熱帯の鳥たちが思い思いにきゃいきゃい囀り回るようにカラフルなシャイー盤が個人的には一番好きです。

 『プルチネルラ』初演の舞台美術はピカソだって。贅沢すぎる!

 そういえばリッカルド・シャイーって今何してるのかな。


■ 2004.11.23    浅蜊たちの反撃

 今日こそは『中国国宝展』に行こうと思ってたのに、起きたら13時だった。仕方なく家でごろごろし……ようと思ったのに、あああ昨日の残りの浅蜊ちゃんたちの水を替えるのと蓋をするのを忘れて台所に放って置いてたら、苦しかったのか潮噴きまくりで台所がドロドロ。一足早く台所の大掃除ですよ。これでもう年末はしねーぞ。観念して今日は片付けと掃除の日にする。

 サイトもお片づけしないとなあ。いろいろゴミコンテンツを整理しようと思ってます。開設から一回も大改装をしていないというこの不精さ加減。

 片づけをしてたら前職の源泉徴収票を発見した。ラッキー!<って見つからないほうがおかしい。 
 これで年末調整してもらえます。しかし甲欄と乙欄て何だ? こういうのってやってみないと全然わからないなあ。それだけでも転職した価値はあった。

 浅蜊ちゃんたちは夕方のおやつ(生活時間が3時間ほどずれているので…)でぶなぴーとキャベツ入りのボンゴレに。迷わず成仏してください。豚バラブロックを解凍し忘れたので、原点に戻って練り物で出汁をとるおでん。大根と薩摩揚げと玉子揚げ、あと今回はじゃがいも入れてます。そういえば、じゃがいもをおでんに入れないって人もいたな。ご家庭の味って面白い。煮ながら『Bass & Co's Pale Ale』。イギリスのペールエール。アルコール度数高め。そのわりにすっきりしてて、なかなか美味いです。

 忘れないように。『大(Oh!)水木しげる展』 〜1/6まで、江戸東京博物館。行かねば〜。


■ 2004.11.22    芋洗い映画館

 昨日のシネプレックスは『ハウル』に占拠されていて大変なことになっていた。『モーターサイクル・ダイアリーズ』も昼の回が満席でレイトショーしか取れなかったし。まあレイトショー安いからいいんだけど。テイストから言ってこの映画、派手なところなんか何もないし、放っておいたらもっと穏やかな客入りのはずなんだが。これは絶対アレのせいだな。『R-25』。通勤のとき読むのに手頃だから最近たまに駅で拾っていくんだけど、コイツに2号連続で紹介されたんですよ、この映画。記事が載った瞬間、イヤな予感がしたんだけど、案の定。最近のベストセラーとか、ヒット映画とか、みんなこんな感じじゃないですか? どっかにちょっと載ると、もの凄い勢いで人が群がる。そういうふうにヒットした本とか映画とかを、本当に面白い、良かった、と思う人ってどれくらいの割合いるのかな。

 『R-25』はぶっちゃけOL向けフリーマガジンの男性版そのもので、こんなのを真面目に読む25歳以上の男はイヤだと思うんだが、唯一『モテリーマン講座』だけは秀逸だと思います。洒落で実践してほしいね。

 浅蜊の味噌汁、あったまる〜。角煮おでんに備えて大根を補充しました。豚は前に正統派角煮に挑戦しようと思って買ったのが冷凍してあった。


■ 2004.11.21    そんなわけでおでん

 謎のアンケート、ご協力ありがとうございます。今のところ圧倒的に「入れない」が多いようですが、実生活において何故か私の周りはことごとく入れる派で、入れない派の私が異端扱いされてます。入れないおでんも美味しいんだよ。ホントだよ。でも私は美味いと聞けば何でも入れてみる無党派なので、こんなのを入れたら美味いぞ〜というアドバイスなども引き続きお寄せいただけると嬉しいです。アンケートはしばらく設置しておきますので、どうぞよろしくお願いします。

 そんなわけで、大根半分がやっと100円で買えたので(それでもいつもの倍額!)待望のおでんです。大根とはんぺんと牛蒡天としらたき。そして、早速コペルニクス的転回の鶏肉を入れてみました。家にあったのでとりあえずもも肉で。味噌おでんにしようかと思ったけど、はんぺんがあるので出汁と醤油にしました。酒とみりんと昆布出汁と塩と醤油ほんの少々。うん、確かに肉入れると出汁の味が変わって美味しいですね。実は蒟蒻とちくわぶもあるんだが鍋に入らなかったので、第二陣で今度は味噌おでんに変換して投入する予定。

 しかし、おでんの素を使わなくてもおでんが作れるようになるとは、成長したなあ私。うちの母は煮物系は全然教えてくれなかったので全部試行錯誤による独習。出汁の使い分けとか実はよくわからない。鍋のときは昆布かなって程度で、それ以外の場合はほとんど使い分けてません。……ひょっとしてまたおでんにも、鰹出汁派と昆布出汁派ってあったりします? またも物議をかもすかおでん!

 『モーターサイクル・ダイアリーズ』観てきました。
 素晴らしく美しいロードムービーでした。主役二人は勿論、出てくる人々誰も彼もがみなとても美しく印象的に見えるのは、きっと映画が徹底的に旅をしているエルネストの視点で描かれているからだろうと思います。旅をするときのわくわくどきどき感、期待と不安、困惑とスリルと後悔、疲労、その果ての感動まで全部ごった煮状態でストレートに伝わってきます。南米のパノラマは本当に美しいね。なかなか行けない地域だけに、すごく新鮮。あああ、旅行行きてえぇぇ。


■ 2004.11.20    物議をかもすおでん

 突然もうわけわからんサイトですみません。最近、おでんに肉を入れるというスタイルがあることを知ってかなり驚いたもので、どうしてもアンケート取ってみたくなってしまったのでした。いや関西のほうで牛スジ入れるのは知ってたけど、鶏肉は驚きですよ。コペルニクス的転回ですよ。ちなみに我が実家は肉は入れない派です。

 ボージョレー飲みました。あっさりしてますね。赤ワインが苦手な私もこれならいけます。肉料理でももりもり食べながらガブガブ飲みたい種類のワインですね。しかし早々にボジョレーがなくなって山田錦に移行していたのはどうですか。

 山芋と筍の煮物。舞茸とちくわぶ入り。鰹出汁パックが切れたと思ったら実家から出汁パックセットが送られてきました。謝謝母上。でもどうしてそんなナイスタイミングなの母上。しかもいつものことながら量がファミリーサイズだよ。乾物だからいいけどさ。

 オケの練習にピアノの代弾きソリストが来ました。やっぱりコンチェルトは独奏が入らないと楽しくないですね。でもグリーグが弾ける代弾きさんもなかなかいないからなー。

 うおー社会保険が値上がりしている! もう勘弁してくれ。私がカナダに移民したいぞ。


■ 2004.11.18    いまごろ

 大統領選の感想。いやだって今日つらつらとニュースサイトを見ててですね。しかも改めてジョージ・ブッシュの顔を眺めていて、何だか『猿の惑星』とダブ……(自主規制) 何を隠そう(隠してないか)私、面食いですから。

 私個人的にはブッシュは勿論論外として、ケリーはどうにも決め手がなく、ディーン候補になればいいなあなんて、とてつもなく確率の低い希望を抱いていたんだけど、まあきっとブッシュが再選されるだろうなあとも思ってたんでした。アメリカ人のタカ派層はこちらが考えているよりずっと多数でずっとやり方が強硬だと思っている。勿論普通の感覚の人も普通にいるでしょうけど、何分母数が巨大なので、どんな意見層でも、全体の何割かなどと言っても、実際は大変な数なんですね。職場にいるアメリカ人は「アメリカ人として謝罪する。この四年間は最悪だ」とまで言ってましたけど、まあこういう感覚の人でないと日本に長く住もうって気にはならないでしょうね。強いてブッシュ続投の利点を挙げるなら、大体もう出方が読めるから対策が立てやすいってとこですか。この点、もしケリーになったとしても、イラク戦争はともかく対日路線は締め付けにかかるだろう政策だったから、どっちにしても小泉さんはへらへらしてちゃダメです。「女性天皇、いいんじゃないですか」とか言ってる場合じゃないですよ。つーかどうしていけないのか(江戸時代まで普通にいたじゃん女性の天皇)、現行の制度がわからんです私は。

 いかん、話が逸れましたね。ともかく、ブッシュになっちゃったんだからアメリカ人は責任取って自分たちで自分の国をなんとかしてください。カナダ移民とか何の解決にもならんことに走らないように。しかし閣僚がぼろぼろ辞めてますね。どうなのこれ。時期的にも。そして後任の人選。例えばパウエル氏にしても穏健派とは思わないけど、ある程度常識的かつ現実的なタカ派なのが救われてたと思うんだが。「止める人がいない」感漂うなあ。

 ニュースサイトを見比べると面白いですね。どの記事を載せてどの記事を載せないか、ってとこが。特に海外の記事なんかますます情報ソースは限られてくるわけだから、内容に大きな違いが出るとすればそれはマスコミ側がフィルタ掛けてるってことです。


■ 2004.11.16    キャベツ1/4玉

 大したことないと思うでしょう。でもここからが減らないんだな独り者の場合。最も効率よくキャベツを消費するには煮込むが一番と見抜いたり。というわけで、お決まりのごった煮スープ。キャベツは芯だけ取ってほぼそのままざっくり鍋に押し込め(勿論、芯も適当に切って投入)、皮を剥いたまんまのじゃがいもと六つくらいにくし型に切った玉葱を放り込み、多めに水を入れて後は煮るのみ。この組み合わせで一番最初にへこたれるのがじゃがいもですね。キャベツはくたくたになればなるほど美味しいんだけど、その頃には、切らずに入れたはずのじゃがいもは大体崩壊してます。野菜に大雑把に火が通ったところでベーコン投入、適当に味つけ。いつも豆腐とマカロニを入れるんだけど、今日は間違って豆腐を先に入れてしまった。マカロニが煮えるまで火を通したら豆腐が不味くなってしまうので、生煮えのマカロニを一生懸命よけて先に豆腐を掬って食うことに……。これだから自炊はやめられんね! ドラマが多すぎるよ!(笑)


■ 2004.11.15    風邪

 を引いたみたいだ。水っ洟が止まらない。ナントカは風邪引かないんじゃなかったっけ。

 最近、お昼に持っていくサンドイッチ用にあちこちのベーカリーのパンを試してみています。シード入りとかライ麦入りとか。挟むものが代わり映えしなくてもパンが変わると結構違いますね。特にサンドイッチ用とかじゃなくて、薄めのスライスの普通の食パンとかフランスパンを選んでいるので、デパ地下のパン屋さんでも200円も出せばいろんな種類のが買える。そう考えると、菓子パンとかおかずパンって割高だよねえ。

 多少自炊の腕がレベルアップしてきたので、最近めっきり外食する気がなくなりました。仕事帰りなぞ、早く家に帰ってオレ様の手料理が食いて〜とか思うようになった。アホですな。まあ自己満足な上、安上がりで結構ではありますが。


■ 2004.11.14    ひねもすのたり

 練習に行く以外、特に何もしませんでした。久々の休日らしい休日。

 舞茸とトマトのスクランブルエッグ。トマトの水分をちゃんと飛ばしてから卵を投入しないと、卵とじみたいになるなあ。豚汁に柚子胡椒を入れるとめちゃ美味い!


■ 2004.11.13    飲み明け

 弱くなった。あと終電が気になって酔えんかった。しかし時間を気にしないで飲めるというだけで衝動的に東京に引っ越そうかと考える私はどうか。

 こないだの日記はうざいほど長いですね。そのうち別ページに退避しますです。

 母から長距離長時間電話がかかってきて、問題は妹その1の精神状態で、家族って面倒臭いけどもう腐れ縁だからしょうがねぇなあと思う自分にちょっと驚いた。人間が丸くなったのか、ただ単に諦めと妥協がついたのか。きっと両方だな。

 というわけで行ってきましたよカウンセリング2.5時間。疲れた。突っ込み気質なもんで向いてないんですよね、じっと話聞くの。

 ハーゲンダッツのあずき、美味い。


■ 2004.11.11    溜めると

 忘れるので、取り急ぎ。

 『山猫』観てきました。(11/10)

 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサートに行ってきました。(11/11)

 ※別ページに移動しました。(11/23)


■ 2004.11.9    いわしいわしいわしー

 安売りの調理済み鰯、トマト、キャベツ、玉葱。何をどう組み合わせても何だかななので、いっそいっしょくたに煮込んでみました。鰯のトマト煮キャベツ入り。いや、意外といけますね。しかし安売りとは言え、二尾で140円。一尾70円の鰯ですよ。一撃で完食しましたけど。鰯が高級魚になる日も近いのか。

 どうでもいいけど、我が家のPCは「完食」が一発で変換できるようになった。教育の賜物である。


■ 2004.11.7    さだまさし

 大学のときの先輩たちと房総でバーベキューしてきました。三日分くらいをいっぺんに食べた気がします。めちゃくちゃ満腹。全然気兼ねがない面子なのですごく気楽で楽しい。分乗した帰りの車の中ではなぜか、ドライバーKさんのCDコレクションからセレクトした『さだまさしベスト』を聞きながらしみじみしてました。

「案外いいよね、さだまさし」
「うん、一枚くらいあってもいいよね、さだまさし」
「でもKさん、このあと渋滞14KMだって。その間ずっとこのままさだまさし?」
「いや、それはさすがにへこむんで別のに替えるっす」

 そんな感じの位置付けです、さだまさし。私はと言えば、さだまさしもいいけど、今度実家に帰ったら、実家で埃をかぶっているはずの『井上陽水ベスト』をぱちってこようと心に決めました。『傘がない』とか、大好き。


■ 2004.11.6    そろそろ

 蕎麦茶に飽きてきたし、幸い後1〜2回でコンプリートできそうなので、新しいお茶を開封すべくストックを漁る。AHMADの紅茶がまだあるので、夜に飲めるカフェイン少なめのがいいなあと思っていたら、残っているのは紅茶と緑茶ばかり。私と したことが、番茶系ストックがない! と思ったらありました。番茶じゃないけど、名間翠玉。青茶なのでカフェイン少なめ……だったはず。烏龍茶の仲間だから確かそうだよね。(違ったとしても、もうあけて容器に移し替えてしまった)

 ちなみに、現在のストック状況。

 ・伊藤園 水出し麦茶パック(ただいま消費停止中。寒くて…)
 ・蕎麦茶(あと2回分くらい
 ・AHMED:English Afternoon(あと10パックくらい
 ・CARAVAN:Nuwara Eliya(120g、未開封)
 ・L'EPICIER:Earl Gray(50g、未開封)
 ・L'EPICIER:Birthday(50g、未開封)
 ・Regend Garden Tea:Earl Gray(50g、ティーバッグ) <コンプリート>
 ・Twinings:Lady Gray(42g、ティーバッグ) →職場で消費中
 ・Twinings:Earl Gray(42g、ティーバッグ) →職場で消費中
 ・Twinings:Darjeeling(42g、ティーバッグ) →職場で消費中
 ・モルジプ土産のシナモンティー(50g、未開封)
 ・緑碧茶園 名間翠玉(50g、開封
 ・緑碧茶園 緑碧水仙(15g、ティーバッグ) <コンプリート>
 ・緑碧茶園 あんず(15g、ティーバッグ) <コンプリート>
 ・むらい萬香堂 伊賀緑茶白鳳城(100g、未開封)
 ・結婚式のお土産の工夫茶(6個、未開封)
 ・平等院のお土産 光源氏(20g、未開封、てん茶なぞ私にどうしろと…)

 紅茶がなー。夜飲めないから減らないんだよな。前にうっかりAHMEDを飲んでから寝たら、全然寝付けなくてびっくりした。私の場合、コーヒーより紅茶のほうが効くみたい。ということは、私にとってのコーヒーの位置付けは、酒と同じなんだな……。

 前より増えてるんじゃないかって? 気にしない気にしなーい。


■ 2004.11.5    お客様は神様です

 本当にそう思います。ただし私は不信心者で限りなく無神論者に近いですけど。急ぎだと言ってこちらに無理なスケジュールで納品させておいて、検収期限日に外出でノーリターンは止めていただきたい。神様は横暴なものです。

 南瓜と玉葱とベーコンの煮物。味つけは似非かつお出汁&醤油ベースでみりんと酒と鶏ガラスープをアドリブで。なぜ似非かつお出汁かと言うと、これまで使っていたかつお出汁パックが切れてしまったので、試しに山ほど余っている貰い物の鰹節をお茶用の紙パックに入れて放り込んだのです。出汁パックより薄いけど、それなりにかつおの香りはします。これで鰹節の使い道ができたよ。そしてアドリブで、しかもビール飲みながら味つけしたにも関わらず、めちゃめちゃ美味い。我ながら最近自画自賛が激しいと思うけど、本人が満足しているので聞き流してやってください。


■ 2004.11.3    体内時計

 に休日がしっかりインプットされているらしく、自動的に昼近くまで目が覚めないという現金な体質。しかしこの体内時計、たまに狂って平日も大寝坊をしでかすことがあるところが信頼ができない。

 映画『ユートピア』を観てきました。
 レオナルド・スバラグリアは『カルメン』のときよか美男子だったような。苦悩する男がよく似合う。ヒロインの女優さんの名前をチェックし損ねましたけど、ラテン美人ってやっぱりいいなあ。重厚さも不安定さも肌で感じられる、画面に引き込まれるような映像が素晴らしかった。何より超能力ものにありがちな、超能力者視点で世界を描いたときの見え方とか、幻覚の表現が安っぽくないのが良いです。主人公アドリアン(って字幕はなっていたけどアドリアーノだよね)を導く育ての親サムエルは、ひととなりから天井まで続く本と本棚だらけの家の雰囲気まで、まるでボルヘスの世界。それが気に入った理由かも。

 『優雅な生活が最高の復讐である』 カルヴィン・トムキンズ/青山南 訳(新潮文庫) 読了。
 これって、所謂タレント本とかセレブ本とかのはしりですよね。こういうのを読むと、欧米人にとっての「人づきあい」っていうのは単なる個人的なお友達づきあいのことじゃなくて、一つの社会的なステージ(つまりこれが「社交」ってやつか)であって、「人づきあいが上手い」というのは、その人の価値が量られる(上流階級では特に要求される)一種の能力と、明確に見なされていることを実感する。日本でこれに少しは近いのと言うと、「仕切れる」能力くらいかなあ。この本に書かれているような生活スタイルに憧れは全然ないし、マーフィー夫妻の華やかな交遊録には、優雅ですなあという感想しかもち得ないけど、そこらへんのタレント本と比較にならないくらい面白いのは、交友関係者として出てくる人物のビッグネーム度合いが半端じゃないからだ。さらに訳者の青山南もあとがきで指摘しているけど、さして一人一人について詳しく書かれていないのに、登場人物の個性がすごく印象的に伝わってくるところ。フィッツジェラルドの破綻っぷりなんか、週刊誌的な感想でなんですが、すごく面白かったですね。そして何より、タイトルの勝利。Living well is the best revenge. 格好良いよ。タレント本に興味なくても思わず騙されて買っちゃうよ。(ここに騙されたのが1人)

 バルサミコ酢を貰いました。正直、何に使っていいかよくわからないんだけど、サラダとか焼き物とかにかけると良いと聞いたので、鮭のバター焼きにかけてみました。長葱と、トマト(寒いので生で食べる気にならない)の輪切りを一緒にフライパンに放り込んで付け合せ代わりに。うん、油っぽさが緩和されていいですね。焼きトマトもこうすると美味い美味い。何にでも合いそうな味なので重宝しそうだ。夏だったらサラダ三昧するんだけどな。






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