2005年5月の不定期日記 戻る 
不定期日記

■ 2005.5.31   不健康診断

 行き先ボードにイタズラ書きされました……。「健康診断」って書いて出たのに。

 ええ、ええ不健康ですわよ。でも付け焼刃に数日禁酒したおかげで数値は全部なんとか許容範囲内。バッチリA判定はいただいた! と思いきや心電図で引っかかってB。他の数値が全て正常なので「なんか緊張でもしてた?」なんてことで流されましたが。それよりも体重が若干減ったのに体脂肪率が22%にまで上がっていてショック……

 というわけでめでたく禁酒明け!


■ 2005.5.30   猫

 そういえば最近遭遇してないなあ。

 『実録・外道の条件』 町田康(角川文庫)
 町田康はマチダヤスシじゃなくてマチダコウと訓むのだと今日はじめて知りました。ハズ。登場するあまたの外道どもにも恐れ入りますが、こういう話が愚痴っぽくならずに済んでいるのはマーチダ氏のキャラとマチーダ家の猫の存在に全面的に拠っていると思う。なんか可愛いんですよね。

一月の一日であろうが天長節であろうが、仕事があればいつだって働くのであり、仕事がなければ、平日の昼間に赤い顔をして猫を抱いて寝ている。(『ロックの泥水』)

とか、

居間に戻ると猫が前肢を揃えて座り、遊んで欲しそうな意欲的な目で私の方を見ている、私は十手の柄のところについていた紫の紐を猫の前でゆらゆらさせた。(『紐育外道の小島』)

とかね。カンペキ猫萌えな私。


■ 2005.5.29   筋金の入った

 無精者の私ですが、その最たるものは化粧だったりします。だってさー、朝は一秒だって長く寝ていたいしビフォア・アフターみたいに変身するくらいにやるのは自分で自分の顔が直視しづらいのでやりたくないしということはやってもやらなくてもあまり代わり映えしない程度にしかやらないってことでじゃあやらなくてもいいんじゃないかって気になるし徹底的にやったとしても汗っかきだからどうせすぐに落ちるしさらに夜にはまた落とさなきゃいけないのが面倒くさい……という駄目っぷりなんですが、人にやってもらうのは好きです。色みなんか特に自分じゃわからないので、化粧品のカウンターで「もう私右も左もわかりませーん」って感じでお奨めを教えてもらいつつフルコースで実演してもらうのが好きです。迷惑な客ですみません。でも上手い人にあたるとすごく気持ちいいし、やっただけそれなりの効果があがるのを見るのも楽しい。でも最近のラインナップはどれもアイテムが多いっすね。日焼け止め+ベース+コンシーラー+ファンデーション、で「ここまでで土台」ですか。私、朝の制限時間5分だから無理です。とはいえ今日当たった人はとても丁寧にいろいろ説明&実演してくれて感動したので、当初目的の日焼け止めの他におススメされたチークも買ってしまった。多分、日焼け止め→(まるっと省略)→チーク、で一丁あがりのショートカットコースに落ち着くこと必至。

 最近ようやくマーラーに挑戦しはじめました。交響曲第6番はちょっと背筋がぞくぞくして落ち着かなかったけど、5番はまだいけそうだ。5番の四楽章は『ベニスに死す』に使われた部分ですね。でもどうもマーラーは身体に合わないかもしれない気配が濃厚。なんだか妙に攻撃的に感じる部分が多い。どこがどうとも言えないんだけど、気になって安心して聴けないんですよね。そういえば前にオケ仲間の方と話していた「子供に聴かせるといい音楽」の話題を思い出した。なんでも、モーツァルト(バッハだったかな?)を聞かせると情緒が安定して、ベートーベンを聴かせると論理的な考え方ができるようになるとか。明らかにこじつけだと思うけど、「じゃあワーグナー聴かせたら体育会系になるとか」「チャイコとか聴かせたらキレちゃいやすくなったりして」「いやそれならむしろマーラーじゃない?」なんて冗談で言ってたんですけど、なんかちょっとわかる気がする。あ、マーラーファンの方怒らないでー。(すたこら脱兎)


■ 2005.5.28   してやられた!

 Amazonめ。ずっと前に注文していてもはや忘れかけていた本が一冊、どこの仕入先からも手に入らないという連絡がきた。入手できない本は自動的にキャンセルされ、そのキャンセルによって注文合計が1500円を下回る場合は配送料がかかりますときた。まさに下回るよ。高々300円の話とはいえ、すげえ釈然としない。入手できなかったのはAmazon側の都合なのに、こちらは注文の変更もキャンセルもできないとは。注文を受け付けていた品物が発注後に入手できなくなることは物流上仕方ないと思うけど、そうなった場合に顧客に注文キャンセルできる余地は欲しい。ビジネスロジック上の欠陥だと思うんですが、どうですかリテールビジネス専門家の方。

 なんてことをみず菜の納豆サラダをもしゃもしゃ食べながら悪態ついていたら、キーボードに納豆落としてしまった。これ新しいのに! 前はビールで今度は納豆だなんて笑えない!

 前髪を切りました。自分で。ショムニの江角マキコ江角マキコ、もしくは百鬼夜行抄の司ちゃん司ちゃん、と念じながら切ったおかげで髪型的にはイメージどおりに仕上がりました。髪型だけ。いいの自己満足だから。


■ 2005.5.27   Weekender

 ああ待ちに待った週末。別に忙しかったわけじゃないけど、心温まらない会議とか会議とか会議とかで殺伐としていたので嬉しい。

 結局、ボンベイ・サファイアを買ってきました。前回うっかりシェリーなぞにふらついてみたので、今回は初志貫徹。安くなっていたモスコフスカヤにもちょっとぐらついたけど、何ででも割りやすいのはジンなのでボンベイに舞い戻り。

 空豆の塩茹でとレーベンブロイでひとなごみ。皮を剥いた空豆の透き通るような潤いのある緑色がなんとも綺麗だ。これを翡翠と表現した中国人のセンスは素晴らしい。


■ 2005.5.26   やっと

 垂れ流しを片付けた。ここをキャッシュメモリ代わりに使うのもどうかと。

 バーバーの補足。ヴァイオリン協奏曲は一楽章と二楽章が良いと思いました。特に二楽章。殊更三楽章に萌えないヴァイオリン協奏曲ははじめてです。バーバーの和音の使い方はフィジカルに気持ち良いと思います。安眠できる。現に安眠しそうになった。


■ 2005.5.25   Time up

 下のウザ長い垂れ流しをどうにかしようと思っていたけどもう時間切れ。眠い。

 都響のバーバープログラム、行ってきました。池袋の芸劇。自分の葬式に流す音楽はモーツァルトのレクイエムのイントロから怒りの日までとラクリモーザ、それかフォーレのレクイエムと思っていたんだけど、バーバーの弦楽のためのアダージョもいいなあと思い直しました。『ノックスヴィル、1915年の夏』は予想外にいい曲だった。


■ 2005.5.24   A midsummer night's dream and the tempest

 ごめんなさい、ウザ長いです。いずれ別ページに隔離しますが、今日はヒマがないので。とりあえず忘れないうちにここに。

 『夏の夜の夢・あらし』 シェイクスピア/福田恒存 訳(新潮文庫)読了。
 感想はこちらに移動しました。(2005.5.26)


■ 2005.5.23   七時間耐久

 会議……。

 言いたいことは山のようにあるけどもういいよ。とりあえずゲストは怒っていたと思うのだが、その点に何か感じたメンバーはいないようだった。有り得ねえ。

 最近ひそかにタイやベトナムのレトルト麺とかお粥にはまってます。今日はタイのトムヤム風レトルト麺。この身体に悪そうな油の浮いた辛酸っぱいスープが堪らん。

 『戦闘妖精・雪風<改>』 神林長平(ハヤカワ文庫)
 世界設定はすごく好きだ。氷のようにシャープで脆い心を持つ深井零も好きだ。でも絶妙なバランサーを務めるブッカー少佐が一番好きだ。解説にあるように「人間的」「非人間的」とはどういうことかというのもこの小説の大きなテーマだとは思うけど、それよりも何よりも、人間がコンピュータに感じる根源的な不信と恐怖を描いていると思う。自分で考えなくなる恐怖。


■ 2005.5.22   練習三昧

 の週末だった。オケとアンサンブル。アンサンブルは皆異様にやる気になっていて怖いよう。リサイタルとかなんとか。そんなレベルじゃ全然ないんですけど……。例の序曲は二分音符=108の壁が超えられん。

 ピュッタボンのファーストフラッシュは普通にいれても水出しにしても美味い。私はダージリンは金輪際ファーストフラッシュしか飲まないことにするね。


■ 2005.5.20   実家からの

 救援物資はとてもありがたいんだけど、実際問題ありがた迷惑なものが送られてくることがある……というか、むしろそういうケースのほうが多くて、いや恩知らずだとは思いますが真面目な話、結構困るんですよ(最初、巨大なタッパーに入った自家製煮しめが送られて来たときには倒れそうだった)。親元を離れて10年以上、ことあるごとに言い続けたおかげで、さすがに最近は大量の生モノとかは送ってこなくなり(いよかん一箱とか今や懐かしい思い出)、乾物とか缶詰とか保存のきくものか、生ものでも少量にしてくれるようになったんですが……。今回は野菜ジュース詰め合わせ。野菜ジュースはいい。トマトベースのは好きだし、人参ベースもまあ好きではないけど飲める。問題はこの大量のプルーンジュース。私がプルーン嫌いなの知ってるくせに! あ、でも鼻つまめばなんとか飲めるのも知られているのか……。


■ 2005.5.19   会議のための会議

 はまあアホらしいとはいえ、仕方ないかと諦めもつきますが、会議の主催者が事前に配られた資料に一切目を通していないとはどういうことだ。結局資料の内容を説明して、結論らしきもの(それだって半分くらいは単に先送りするという決定だ)が出るのに行きつ戻りつ一時間以上。資料読んできたら10分で済む話だ。メールでだって済んだかもしれない。前の会社は上司が嫌で辞めたけど、その上司だってさすがにこんなミーティングはなかったよ(資料読んできた上であさっての結論てのはしょっちゅうだったけど)。こーゆーのってふつーの会社でふつーのことなんですかね。

 『ヴァージニア・ウルフ短編集』 ヴァージニア・ウルフ/西崎憲 編訳(ちくま文庫)(5/17)
 ちょっと前に読み終わってたけど例によってかばんに入れっぱなしで。ウルフの「意識の流れ」っていうのが大体どんな感じなのかわかったような気はするけど、これって読むほうの意識がその作品の「意識の流れ」と合わないとちっとも良くないような。私はどうも合わないのが多くて結構ダルダルと読み流してしまったけど、時折ふいに、はっとするような文章に出会うことがあって油断できない。『青と緑』と『憑かれた家』が好きです。

 ゴーヤーと豚肉のカレーしました。ルゥを少なめにしたので結構さらさらに。でもそのほうが好きかも。角切り豚肉がちゃんと柔らかくなって大成功。ゴーヤーはやっぱり豚肉と合いますね。


■ 2005.5.18   疾風怒濤の

 シュトルム・ウント・ドランクじゃなくて『売られた花嫁』序曲です。うちのオケの凄腕フルートさんが木管勢に制限時間7分以内を宣告されました。「7分経ったら容赦なくぶち切るんで」とにっこり。お、鬼! 遅かったら曲にならないというのはごもっともなんですが、人間できることとできないことが。試しに計算してみました。曲の総小節数が全部で466小節、二分の二拍子なのでどんと倍にして932、これを7で割る。端数を切り上げれば、二分音符≒120。うーん、無理な速さじゃないか。でも今私、二分音符=108レベルなんですよねえ……。で今更ながらに参考CDを買ってきたんですが、これがまた凄まじい。ジョージ・セル&クリーブランド管。6:24という驚異的なテンポで走り抜けてます。6.4分として計算すると、二分音符≒146? すげえ。私には到底未踏の境地だ。ただ、音を聞いていると、どうもフルート・ピッコロは明らかにダブルタンギング、クラ・オーボエ・ファゴットは目立つところの八分音符は最初の2つにスラーかけているように聞こえなくもない(あからさまではないけど、ちょっとタンギング甘いというか)。うーん、最後の手段はこれかなあ。……とかアホな計算してないで練習すればいいんですが。


■ 2005.5.16   寒い

 ので水出しばかり作っていたヌワラエリヤで普通の紅茶いれてみました。……美味いじゃないですか。こういうあっさりめの味のが好きなんですね私。こりゃ烏龍茶がわりに飲めますわ。

 今度はデヴィッド・ボウイのDVD借りてきてしまった。なんだかイロモノ路線になってきた。


■ 2005.5.15   真面目に練習しろという話

 ひさびさに練習に行ったら同じパートが誰一人来ていなかった。思わず回れ右して帰りたくなってしまいましたよ。初見で代吹きはツライ。遅れてきてくれたのでよかったけど。『売られた花嫁』序曲はしばらくの間に怒涛のようにテンポが上がっていてえらいこっちゃ。私的にはメインの交響曲も前プロも横に置いといてコレが今回一番のメインです。ついていけるかマジで不安だ。今から何とかなるんだろうか……。


■ 2005.5.14   コンサート三昧

 オルフェウス室内管弦楽団のチケット取りました。わーいわーい。あんまりいい席が残っていなくて下手側二階席でステージのほぼ真横だけど、3500円という破格だから許す。目当てはラヴェルのピアノ協奏曲です。うへへへへ。楽しみ。

 結局シェリーを一ヶ月くらいで飲みきってしまった。早いのか遅いのか。


■ 2005.5.13   溜めに溜めた

 仕事も一段落ついたので今日は会社早退して久々に楽器屋さんに行ったら茂木大輔がいた。楽器の試奏してました。やっぱり音が全然違いますね。ぱっと聞いてタダ者ではないとわかる。さすがはプロ。

 次の定演の選曲がどうにもごにょごにょ……捌け口は必要だね、ということで最近有志でアンサンブルなぞ目論んでいます。一番のごまめのくせに何故か固定メンバーに入れられている私。これが良くも悪くも演奏人口の少ない楽器の定め。前回の練習で持ち寄った楽譜の中で何故か私が持ってったのが採用になってしまい、しかも持ってった本人が一番吹けないというお約束なごまめっぷり。そろそろ真面目に練習しなきゃだなあ。

 『黙示録論』 D.H.ロレンス/福田恒存 訳(ちくま文庫)読了。
 まったくまとまっていない感想というか印象というか


■ 2005.5.12   はしり

 この時期、空豆だけはどんなに高くても買ってしまう。塩茹でですよ塩茹で。のんべんだらりとビール飲みたいので週末に取っておこう。柚子味噌の残りで茄子味噌しました。と言ってもうちにはグリルがないので、餅焼きの網の上でホイル焼き。美味い。結局ビール飲みたくなってるんだからしようがない。

 なんか今年の春は寒くありませんか? みんな生足でサンダル履いてたりして尊敬するよ。私なんか秋物のコートと薄手のニットを仕舞ったことを後悔してるのに。

 ああ進まない在庫処分。本日のフルコースは椎名林檎からSolid Brassを経てEGO-WRAPPINに流れ、また林檎嬢に戻ってきました。つかこれ、どれも処分できん。


■ 2005.5.11   バージョンアップ

 会社のPC。新しいマシンになってWin2000にもなって快適そのもの。これまで? 98でした。どのみちWordとExcelくらいしか使わないのでOSはどうでもいいんだけど、とにかくマシンが遅くてね。メモリが足りなくてメールの自動取得に行くたびに編集中のWordが固まるので、メールの受信設定を2時間おきというやる気ない設定にしてました。前の職種じゃ考えられん。でも今のマシンでも30分おきですけどね。<やっぱりやる気ない。

 ロジャー・テイラーとBlurのデーモン・アルバーンは同じ系統の顔ですね。ああいうキレイだけど一歩間違うとファニーフェイスっていうのが好きらしいです私。


■ 2005.5.10   QUEEN

 TSUTAYAに行ったら不意に目に入ってついふらふらと借りてしまいましたよ。QUEENのベストDVD……。いやー同時代だったら絶対追っかけしてたろうな。フレディー・マーキュリーの衣装やらパフォーマンスやらは勿論突っ込みどころ満載なんだけど、とにかくありとあらゆることをやってくれてて、全ての萌えネタを出され尽くしたという感じ。これを見ると今のビジュアル系バンドに特別目新しいところなぞないと思っちまいますね。あと四人とも歌えるってところがシンプルに凄い。

 QUEENというとどうしてもフレディ・マーキュリーとブライアン・メイのギターばかりが目立つけど、私はひそかにドラムスのロジャー・テイラーが好きだったりする。この人はほんとにキレイな顔してて、若い頃の髪の長い姿なんか女の子みたいなんだけど(そのルックスでばっちりロリータ女装なんかしてくれちゃってもうオイシイったらない)、これがどうしてパワフルで重量感のあるドラムス。もともとこの人とブライアン・メイがコアメンバーだったようですね。ベースのジョン・ディーコンもちょっとイイなと思ったりもする。見た目的にも、ベースということでパフォーマンス的にもどうしても一番地味なんだけど、演奏中にちょっと指を舐めるとか、ひょいと表情を動かすとか、すごく軽みのある雰囲気で好きだ。

 ちょっと前に再結成とやらで賛否両論出ていたようですが、バンドメンバーが「またステージでやりたい」「あの曲をまた誰かに生で歌ってもらいたい」って思うのはごく自然なことなんじゃないのかな。フレディ・マーキュリーじゃなきゃ歌えないなんて言ってたら、折角の曲が博物館の剥製じゃないですか。


■ 2005.5.9   休み疲れ

 そういう人いませんか? 月曜日は死にそうな顔で出てくるような奴。連休明け妙にやつれてたり日付の感覚がなくなってたりする奴。飲んだ次の日は必ず遅刻してくる奴。休日力いっぱい遊ぶ(別にアクティブな遊びとは限らない。徹底夜更かしとか徹夜飲みとか)ために平日体力温存する人種。何を隠そう私がそうです。あああブルーブルーマンデー……

 朝っぱらから督促の電話かけるのが面倒でただでさえブルーなのに電話してみたら「ええー連休前にFAXしましたけどー」とか言う。じゃあ事故ったんだよ事故。返信FAXは確認しなかったのかええ? とは言え相手は神様なので腰低くお手数ですが再送してくださいとお願いし、やれやれやっと次のステップに回せると思ったら次工程の担当者が揃って遅刻で不在。揃いも揃って私と同じ人種だったか。待ち時間の間、別の案件を片付ければいいものをまるっきりやる気レスで給料泥棒状態。昼から奴らが出てきたのでなんとか今日中に処理できましたけど、週初めは平日体力温存型人間が特に使い物にならないので著しく効率が低下します。それにしても私の周りのこの人種比率は酷いな。ぎりぎり定時に出社したらめぼしい同僚が誰も来てなくて、一瞬自分がすごく真っ当な人間に思われましたよ。類友の法則か。


■ 2005.5.6   なんか忘れてる

 と思ったら旅行だよ。明日電話だ。

 寝食と財産を削って遊びの予定ばかり入れ倒してます。職場に同士が見つかったので嬉々として演奏会荒らし。とりあえずバーバーとメシアンとラフマニノフのプログラムを押さえにかかっています。ヴェルディのレクイエムもあったんだけど生憎都合が合わず断念。生演奏はゲテモノ食いで行くことに決めました。

 ちょっとびっくりしたこと。最近入社してきた職場の同僚とお昼に行ったときに、本気の怒りモードで聞かされたのが「12時に出社して17時に帰ったら遅刻・早退として扱われた」というもの。正直私は、それのどこがなんかおかしいワケ、とはてなマーク飛び回ってました。うちの会社、コアタイムありのフレックスなのでコアタイム以降の時間に出社したら当然遅刻だし、実働7時間は出社時刻から数えるから17時で帰ったら早退なんじゃ。でも彼女が言うには「事前に半休の申請したのに遅刻早退にされるなんて! しかも有給から引かれるなんて!」 それで総務担当者と喧々囂々言い争ったらしい。半休って規定はなかったはずだし、遅刻早退は有給から引くってのは入社時に説明受けてると思うんだけど……。いや別に今の会社の就業規定を擁護する気はさらさらないんですが、おそらく私と同じ人から入社時に説明受けているはずで、そうだとするとかなり丁寧に説明してくれてたと思うので、そんなことを理解しそこなうなんて、しかも理解しそこなっていたことを何とも思わないで逆ギレするなんて(私が指摘しても納得いかないようでまだ怒ってた)、と唖然としてしまった。彼女の主張は「半休」(前の会社にあったから当然ここにもあると思っていた)の「申請」(当日の朝、電話で半休させてくださいと上司に伝えた)をしたのだから定時に就業したと見做されるべきで、遅刻早退にされるのはおかしいというもの。絶句。一応4年くらい給与労働生活してて一回転職もしてて、どうやったらそんな発想が出てくるのか心底不思議だよ。コメントのしようがなかったので適当に流して(ヒドイ)、「前の会社辞めるときに有給30日くらい捨ててきたよ」って言ったら今度は相手が絶句してた。ふふふ、絶句返し。


■ 2005.5.5   目標達成

 茄子と鶏肉の柚子味噌パスタ。これまた大昔に貰った柚子味噌が発掘されたので。こういう保存食品の賞味期限はサクっと無視します。味付けは柚子味噌と酒と塩だけで十分美味かったんだけど、味噌が結構甘いから少なめにしてちょっと醤油を入れたほうが良かったかも。

 紅茶なんかそんなに好きじゃないとか言っておきながら、春摘みダージリンを買ってしまった。普通のダージリン(所謂夏摘みってやつ)は好きじゃないんだけど、ファーストフラッシュだけは好きなんですよ。あの紅茶らしくない味と香りが。色も味も緑茶か中国茶みたいで。お店のお姉さんに聞いたら水出し紅茶もOKってことだったので(リーフでもいけるのね)さらにいい感じ。なんだかんだ言って結構好きなのか私。

 こたつ完了ー! あとは布団をクリーニングに出すだけ。久々に部屋中フローリングの水拭きまでしましたよ。こんなにキレイになったの、入居直後以来じゃないか? いつまでこの状態が保つかな……。何はともあれ珍しく達成感に満ちた連休だった。


■ 2005.5.4   気分は

 徹底的に出不精になっている。

 昨日開封したヌワラエリヤで水出し紅茶を作ってみたら、これがなかなか美味い。熱湯で作って氷で冷ます方式は手間がかかって嫌だなあと思って家でアイスティーを作ったことなかったんですけど、これならお手軽でいい。作り方は簡単、麦茶用の容器に水と、紅茶の葉を普通に熱湯で煎れるときより多めに入れて、一晩冷蔵庫に置くだけ。葉っぱのまま入れたほうが抽出されやすいらしいけど、私は洗うのが面倒なので緑茶用の紙パック2つに分けて入れました。多分、リーフじゃなくてブロークンの茶葉ならどの種類でもいけそう。これからの季節、格好の消費方法が見つかって良かった。

 『マンボウ氏の暴言とたわごと』 北杜夫(新潮文庫)
 マンボウ氏の暴言もたわごとも大好きなので、もっと吹いてほしいと思っている。作家にまともな人格なんかこれっぽっちも求めてないんだけど(究極的には書くものさえ良ければあとはどうでもいい)、この人はほんと感覚がまともだと思う。変人ではありますがね。感覚がまともなことと変人であることとは両立すると思いますよ。こんな祖父がいたらさぞかし楽しかろう。実際に会ってみたいと思う、ほぼ唯一の作家です。

 シェリーをトニックウォーターで割るとかなり美味い! けど飲みやすすぎて飲みすぎそう。


■ 2005.5.3   五ヶ月ずれの

 大掃除敢行中。やあ、やっとこたつの表面が見えてきたよ。

 大分前に貰ったメープルシロップが発見された。紅茶用の小さな瓶詰。紅茶を甘くするのは好きじゃないので、イングリッシュマフィンに塗りました。美味い。メープルシロップは好きなんだけど減らないからこれくらいの大きさがちょうどいいですね。我が家は基本的にいただきもので潤っております。

 ヌワラエリヤを開封。と言ってもこれも三年越しくらいか。お薦めはレモンティーって書いてあるからストレートでもいけるはずだ。紅茶フリークじゃなかったはずなのに紅茶を貰うことが多くて家で飲むお茶はほとんど紅茶になってしまった。まあ三年も取っとく時点でフリークとは全く言えないんですが。ジャムの空き瓶にシナモンティー、インスタントコーヒーの空き瓶にアールグレイ、ガーリックトマトソースの空き瓶にヌワラエリヤが入ってます。さらにマカロニが入っているポモドーロソースの広口空き瓶にはマスカットティーのティーバッグが一緒に入っている。まさに無法地帯。

 今日のアイス追っかけはパンナコッタ&ラズベリー。美味いんだけど、スプーンが刺さらないくらいカチコチになっている。どんなに冷凍庫に放りっぱなしでもすーっとスプーンが通るのがハーゲンダッツではなかったか。ひょっとして脂肪分が少ないのかなこれ。

 今日は眠いのでもう沈没します。


■ 2005.5.2   予定のない日

 ってすごく贅沢だと思う。これ以上の幸せはない。でも大抵一日寝て終わるんですけどね。

 いや予定はあるぞ。こたつ……。

 四日ほど前に開けたシェリーの味が若干変わっている気がする。心持ちまろやかになっているような。醸造酒って面白いなあ。冷凍庫に放り込んでおくようなスピリッツとはやっぱり違う。手がかからないスピリッツも好きですがね。


■ 2005.5.1   天変地異の前触れ

 朝の6時に目が覚めてしまった。しかも二度寝できないくらい爽やかに。

 あああやってしまいました。大ボケ。本当に申し訳ありませんでした。もう何と言っていいやら。ひさびさに自分のアホさ加減に眩暈すら感じました。こんな阿呆管理人ですが、どうぞお見捨てなく。

 本日は衣替えを完遂。クリーニング出すもの出して、ホームクリーニングできるものはして、クローゼットの入れ替え終了。次は溜まりに溜まった蔵書の在庫処分に着手。こたつを片す以前に、こたつに山と積まれているこいつらをどうにかしないとにっちもさっちも行かない。でもこれが手に取った先から読み始めてしまって一向に進まない。ああっ、旅行の手配忘れてたよ。督促メールが来てるけどばっくれよう。

 ひさびさに作った豚じゃがは大成功。これまでなんでイマイチだったのかわかった。味付けを怖がって薄味にしすぎていたんだ。手が滑って早い段階で醤油をどぼっと入れてしまったんだけど、これが効を奏したらしい。もうちょっとみりんで甘くしたほうが良かったかな。

 辛口のシェリーに苺って合いますね。






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